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2014/10/31 20:10
やっちの重賞回顧録(スワンS[G2])
いよいよ、11月に突入します。今週から12月最終週まで忘れていた、やっちの重賞回顧録 を復活します。
今週は、2発。先ず1発目の重賞 スワンS(G2)です。このレース、実は1984年から芝1400mと変わり、『マイルCS(G1)の前哨戦』と化しました。その前は、春の開催の重賞だったそうです。
その中で挙げるのは、芝1400mに変わった初年度、1984年です。
この年の開催日は、初の芝2000mに短縮された天皇賞(秋)と同日[時間にして、約10分程しか違いません]でした。
レースは、アジシバオー・サーペンスールが出遅れ、好ダッシュを決めたニホンピロウイナーとロングヒエンが他の12頭を引き離して逃げる展開で幕が開く。
その後、ロングヒエンのスピードの先を行くニホンピロウイナー。他は、その2頭を交わす手応えを残しながら機を伺う。
その争いに大きな変化が生じたのは、4コーナー手前。ロングヒエンが急に手応えを失って故障を発症してしまう。その後に、残りの馬が先頭を行くニホンピロウイナーを目がけて仕掛ける。
直線。多くのファンが差し馬に台頭を予感していたが・・・その後に現出した光景は、もっと衝撃的に。逃げて余裕が無いと思われたニホンピロウイナーのスピードは、ますます唸りを上げる。2着に上がったシャダイソフィアを尻目に何と(!)7馬身差を付ける圧勝をおさめていたのです。
しかも、上がり3Fは、35.3s。メンバー中最速を叩き出していたのだった。
その走りは、まさに『悠然として殺人的な強さ』を見せたのであった。
後に、G1 3勝[マイルCS2勝、安田記念]を誇る、創世記の『元祖快速名マイラー』の『本当の最も強い勝ち方』を見せたレースでした。
後に、全盛期の主戦を任された 河内 洋騎手は、『跨った時に、戦慄が走る想いがした』と述懐した1戦でもあります。
因みに、私はこのレースDVDで拝見しました。
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スーパーやっちさん
⇒とんとん514さん、コメント&『いいね!』有難うございます。
ロングヒエンは、もし、現在の番組体系になっていたら、恐らく「サマースプリントシリーズ」を賑わしていたような快速ぶりを誇っていた馬です。
あと、ニホンピロウイナーは、この後のマイルCS(G1)も『完勝を収める事間違いなし』と多くのファンに印象付ける勝ち方でした。
因みに、DVDで見られないファンが大多数と思われます。その際は、競馬博物館やGate J(新橋・梅田)なら見られる可能性があると思います。 -
とんとん514さん
検索したら、この競走中止したロングヒエンも、ファンの多い、速くて美しい馬だったのですね。
私もVTRを見てみます。 -
とんとん514さんがいいね!と言っています。