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2014/11/15 12:26
やっちの重賞回顧録(武蔵野S[G3])
今週の回顧録を書くよ。
先ずは、武蔵野S(G3)。このレースは、以前は、5月の開催でした。2000年以降に、JCダート[現:チャンピオンズC](G1)の前哨戦になりました。今回選んだのは、2000年以降からにしました。
取り上げるのは、2001年です。
この年は、その年のNHKマイルC(G1)覇者のクロフネが出走するという想定外の事態があった年でした。
レースは、サウスヴィグラスが先導し、ゲイリーコンドルが2番手を追走する。
ペースは、1000mが57.7sという凄まじいHigh Paceとなった。
人気の2頭エンゲルグレーセは好位置4番手。クロフネは中段の外目を進む。
その後の戦いは、長い直線に入るその前でクロフネが捲り気味に先頭に立つ。
その後のシーンで・・・衝撃的な光景が現実のものとなる。それは・・・失速しても不思議の無いクロフネがどんどん後続を突き放す。気づいたら、2着に突っ込んだイーグルカフェ以下に9馬身の差を付ける大楽勝をかざったのである。
また、ゴール後の競馬場には、激震が走ったのだ!それは・・・勝ち時計。1.33.3sという『まるで芝のレースか!?』と思わせるものでした。
その衝撃は、次走のJCダートでも不変。東京ダ2100mを2.05.9sという時計でこれまた2着に7馬身差の大レコード勝ち。
後に2011年に日本調教馬は、ドバイWCを制覇(ヴィクトワールピサ/AWコース)するが、この馬なら、9年早く歴史を書き換えていたかもしれないと思わせる、鮮烈なダート緒戦です。