やっちの重賞回顧録(福島記念[G3])

　今週のG2以下の回顧録を先に書きます。次は、福島記念(G3)です。

　秋の福島の名物重賞。地方競馬を楽しみにする・一攫千金を夢見る穴ファンには楽しみになると思います。

　選んだのは、2011年です。この年は、日本人なら忘れる事の無い東日本大震災が起きた年です。開催地は、新潟競馬場での代替開催でした。

　この年は、珍しく単勝1番人気が、1.9倍(アドマイヤコスモス)という『ハンデ戦らしからぬ様相』でした。

　レースは、オールアズワンが先頭に立つ。その直後にオウケンサクラ・サンライズベガが直後に付ける淀み無いペース。人気のアドマイヤコスモスは、中段のやや前の好位置でじっくり溜める展開。

　レースは、直線659mに入る辺りで後続も差を詰める。その叩き合いで残り300m付近で堂々とアドマイヤコスモスが先頭に立つ。その後ろから後続が追い込む。最後方のメイショウカンパクの伸びも目立つが、アドマイヤコスモスがきっちりと振り切り、中央入り以降、負けなし[[地]からの7連勝]の勝利を収めました。

　その後、G1制覇も期待されたのですが、まさか翌年の緒戦(中山金杯(G3))で、故障を起こしてしまい、まさかの2012年幕開けに悲しいニュースとなってしまいました。

　実は、2012年の競馬シーンで、アドマイヤコスモスが何連勝を続けるかを非常に注目していたこともあり、非常に印象に残っているレースです。