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2014/11/15 15:01
やっちの重賞回顧録(エリザベス女王杯(G1)[古馬混合時代])
今週のG1、エリザベス女王杯(G1)をもう1発リリースします。1996年以降には古馬(4歳以上牝馬)も出られる新Verとなりました。
選んだのは、2001年です。この年ほど、「激烈」にして「何度見ても見飽きる事の無い闘い」と感じたので、この年度を取り上げました。
この年は、3歳の3頭テイエムオーシャン(桜花賞・秋華賞2冠)、ローズバド(オークス・秋華賞共に2着)、レディパステル(オークス優勝)が上位3頭の人気となりました。
古馬も「打倒3歳」を目論み、ティコティコタック(2000秋華賞優勝)、トゥザヴィクトリー(2001ドバイWC2着)などもいる濃密な戦いでした。
レースは、ヤマカツスズランが好スタート。直後にタイキポーラが突くペースで幕が開く。3番手にテイエムオーシャンが付ける。以下、ポイントフラッグ・スプリングチケットがマーク。
中団にティコティコタック・レディパステルが付ける。その後ろに行き脚のつかなかったトゥザヴィクトリー。殿にローズバドが付ける。馬群は、先頭?最後方まで約20馬身差。
逃げ馬のペースが4コーナーで少しづつ鈍る。直線に入り、残り300m付近でテイエムオーシャンが堂々と先頭に立つ。その馬を目がけ、後続勢が、次々と差し切りを狙う。
その戦いは、もっと激しいものとなった。最後に勝ったには、中段よりやや後方の外目で溜めたトゥザヴィクトリー。2着にハナ差でローズバド、3着にティコティコタック。4着にレディパステル、5着がテイエムオーシャンとなりました。掲示板に載った5頭は、単勝上位の5頭。また1着?5着の着差は、たった0.1s(半馬身あるかどうかの小差)というものでした。
『判定カメラが大活躍』するほどの小差も然ることながら、色々な脚質が有利不利なく走るという稀有な勝負として記憶に残ってます。