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2014/11/21 00:32
やっちの重賞回顧録(東京スポーツ杯2歳S(G3))
今週は、東京スポーツ杯2歳S(G3)があります。
このレース、重賞昇格前及び第1回は、「府中3歳S」というレース名でした。東京競馬場の芝1800mという若い馬にとっての長めの距離のレースとして存在感のあったレースです。
私が回顧録に選んだのは、2005年です。
この年は、1歳上の世代は、ディープインパクトが無敗の3冠を達成した後の世代でもありました。この年の人気は、そのディープインパクトの全弟:オンファイアとクロフネの初年度産駒の代表:フサイチリシャールの2頭が人気の中心でした。
レースは、好スタートを切ったフサイチリシャールがスピードに任せて残りのライバルを先導する形で幕が開く。
直後にメイショウサムソン、オンファイアは、好位置で溜める展開で進みました。
前半1000mが60.5sのペースで進み、馬群は約6馬身に凝縮された。叩き合いは、後続が、ひと足早く行くフサイチリシャール・メイショウサムソンに目がけるが、坂下で二の脚を見せた先行勢の脚色が衰えることなく決着。
勝ったフサイチリシャールは、1.46.9sのレコードで完勝を飾った。また、2着のメイショウサムソンもなかなかの先行力を発揮した。
この後、連対を分け合った2頭は、朝日杯FS・皐月賞・日本ダービーの3つのG1をこのレースを経験した事でかっさらうというものとなりました。
特に印象深いのが、勝ち時計の1.46.9s。破られる前のレコードは、1.47.6s。『遂に、東京芝1800mで一昔前の古馬並みの時計で走る時代が来たか』という想いを感じたレースです。