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2014/11/29 13:01
やっちの重賞回顧録(京都2歳S(G3))
今年から重賞(格付けあり!)についた京都2歳S(G3)です。
因みに、いきなり“G3”の格がついたのは、これまでの勝ち馬が重賞(ゆくゆくは、G1を)手にする馬を多く輩出したというのを見られたので、G3の格が付いたのです。
選んだのは、未曽有の少頭数となった2009年です。
この年は、何と(!)5頭立てなのです。
その理由は、ヴォクトワワールピサが出走表明したからです。その前週でローズキングダムが東京スポーツ杯2歳S(G3)を快勝したこともあり、この2頭が世代の『横綱クラス』と見られる様相が栗東中に広がったと思えるからです。
レースは、マイネルゴルトがハナを奪う。その後を残りの4頭が追走する展開。
そして・・・マイネルゴルトが2コーナーを過ぎて200mほど進んだあたりで、外へと逸走するというハプニングが起こる。その事態が起きた後は、本当のロングスパート勝負に。
アドマイヤロイヤルがハナに立つ形でヴィクトワールピサが直後を突く。
4コーナーで、堂々と先頭にヴィクトワールピサが立つ。後は、2着に追い込んだメイショウホンマル以下に余裕の1 1/2差を付ける快勝劇を挙げました。
実は、何の変哲もない少頭数レースですが、実は『ぞっと』する想いになる事があります。それは、
「あと1頭取り消して、レース不成立になったとしたら、どうなったのか?」
という事です。新馬・未勝利戦はともかく(?!)、少なくとも、レースローテーションが狂う事態になったと思います。それを思えば、レース成立して良かったとともに、ヴィクトワールピサの『運の強さ(いわゆる、持っている馬の強み)』が引退した後、ひしひしと感じられるレースです。