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2014/11/29 14:25
やっちの重賞回顧録(ジャパンカップ(G1))
今週のG1、ジャパンカップです。今回で34回目。実績と歴史を重ねてきた事が感じられる回数になったと思います。
個人的に、競馬歴史を調べながらデータ化をしています。その中で、10年区切りにJCの特徴を表してみました。
1980年代:配下の時代
1990年代:成長の時代
2000年代:成熟の時代
2010年代:敬遠の時代
と言えると思います。そんな中、私が選んだのは、エポックメイキングとでも呼べるべきJC 1998年です。
この年の選んだ理由は、『史上初の、日本調教馬の1?3着独占』と呼ぶべき事態が起きたからです。
この年の上位3番人気以内の馬は、
1番人気:スペシャルウィーク[1998年日本ダービー(G1)優勝]
2番人気:エアグルーヴ[1997年天皇賞(秋)(G1)優勝]
3番人気:エルコンドルパサー[1998年NHKマイルC(G1)]
の3頭。しかも、その3頭で上位独占を果たしたのです。
レースは、ウンガロの好スタートから遅れてハナを奪い返したサイレントハンターが先導する。その直後グループにエルコンドルパサー、マークする位置にエアグルーヴが付ける。その後ろにスペシャルウィークと続いた。
外国馬の大将、チーフベアハート(BCターフ(G1)優勝)は、最後方グループで直線勝負を構えた。
直線は、接戦を期待するファンを思いっきり裏切るものに。エルコンドルパサーの独走となり、2着エアグルーヴ(前年の2着)に2 1/2馬身差を付けるものになりました。
その翌年、凱旋門賞(G1)制覇を目指して勇躍渡仏し、少差2着を収める活躍を予感(確信付ける)だけのパフォーマンスを見せたのが印象に残っています。
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最後に・・・遅まきながら・・・競馬殿堂入りおめでとうございます。現代の海外遠征・国際レースへの挑戦を大きくすすめた功績は、不滅だと思います。2014年になっても、日本調教馬の凱旋門賞(G1)制覇は成っていません。
それだけに、彼らに携わるホースマンの半年間の長期遠征、なかなか実行できる陣営は現れないのでしょうね。温故知新・・・古き事象に学ぶものがあると思います。