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2014/12/06 14:06
やっちの重賞回顧録(ステイヤーズS(G2))
今週の回顧録を書くよ。
今週の重賞は、3つ。その中でも「師走の風物詩」と呼ぶべきレースからにします。
ステイヤーズS(G2)です。
このレースは、1996年以前は、G3でした。しかし、翌年(1997年)からG2に格上げされました。選んだのは、そのG2格上げ初年度の1997年です。
レースは、昨年覇者のサージュウェルズが単騎逃げを打つ。その後に、タニノタバスコ・ホクトタイクーンと伏兵勢が続く。
有力のメジロブライトは、いつものように後方グループで溜める展開で進みました。
馬場は、冷たい雨が降り続く重たい馬場。その馬場に泣き事を言わず淡々と走る。
全体が大きく動き出したのは、残り1000m。逃げ馬サージュウェルズのリードが徐々に無くなる辺りでファンにどよめきが起こる。それは、メジロブライトが、これまでの走りがまるで嘘のようなスムーズさで先行集団に取りつく。
そして・・・現出する光景は、・・より衝撃的なものになりました。
捲ったメジロブライトは、気が付いたら、2着に1.8sを付ける『大差勝ち』を収めたのです。
この走りは、『最高の良薬』となったのは、5か月後に天皇賞(春)(G1)を制覇したのです。その狼煙をあげるにふさわしい劇的な大差勝ちとなりました。