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2014/12/20 14:17
やっちの重賞回顧録(愛知杯(G3))
今週の回顧録だよ。今週の1発目は、愛知杯(G3)です。
このレース、2005年までは、(父)[お父さんが、日本で競走時代を送っていた馬]限定重賞でした。それが。牝馬限定に変わったのは、2006年です。
選んだのは、何と(!)1984年です。この年は、出走11頭。人気の中心は、前走の菊花賞(G1)で3着に入線した3歳馬ニシノライデンが人気の中心でした。
レースは、思わぬ形で幕が開く。何と、行く気をスタート直後他の馬が見せなかった事もあり、ニシノライデンが先頭に立つ。しかし、ようやくエンジンが掛かったプロメイド[この年のカブトヤマ記念(G3)優勝]が1コーナーで少しづハナを奪う。
2コーナーに入るにつれて、プロメイドは、2番手以下の4馬身以上の大差をつけてリードを奪う。他のライバルは、ニシノライデンより後ろで溜める展開。
3コーナーに入るにつれて、徐々に後続が詰める。4コーナーでニシノライデンが抜け出し態勢で直線に入る。
叩き合いは、ニシノライデンの脚が鈍る。その内埒を付いて伸びたのが、道中中団に構えたキクノペガサス[この年のエリザベス女王杯(G1)2着馬]。2着は、外を折り合った、タイアオバ[1983年オークス 2着馬]、3着には、3歳馬ニットウタチバナが入った。このレースは、牝馬の上位3頭独占でした。
このレース、勝ったキクノペガサス。実は、キャリアこれがわずか6戦目。このレースより少ないキャリア数で古馬混合の重賞を制覇したのは、2011年クイーンS(G3)を勝ったアヴェンチュラなのだ。
それだけに、もしこの時代に古馬牝馬が挑めるG1があれば・・・という想いが感じられる馬と感じました。実際、彼女は、その後に、阪神牝馬特別(G3)・中日新聞杯(G3)も優勝。しかし、その後に、故障で引退。
通算キャリアは、わずか9戦で6勝を挙げた。この事実も、彼女の4歳時(旧5歳)以降の活躍を予感したOld Fanはいるものと信じています。