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2014/12/20 23:28

やっちの重賞回顧録(朝日杯FS(G1)

 今年もあと2週間になりました。今週のG1は、朝日杯FS(G1)。その回顧録を書きます。

 遂に、今年から阪神芝1600mに変更されました。しかし、それ以前は、中山芝1600mで行われました。今回は、たとえコース変更が起きたとしても、選ぶ事を想定したレースです。

 選んだのは、1997年です。

 この年は、15頭中、11頭がマル外[外国生まれ]という新聞紙面に‘○外’の文字がひしめいたのです。

 この年は、京成杯3歳S(G2)を6馬身差を付ける圧勝を演じたグラスワンダーは、1.3倍の圧倒的1番人気に推されました。それ以外にも、2戦以上して無敗の馬アグネスワールドフィガロのみならず、2歳重賞勝ち馬が4頭出ていました。

 レースは、マウントアラタが好スタートを切って、遮二無二飛ばす展開。その直後に、シンボリスウォードマイネルラヴが付ける。上位人気のアグネスワールドフィガロが好位置、大本命のグラスワンダーは、外目の真ん中の位置で溜める展開をとりました。

 前半、暴走したマウントアラタは、2番手以下に6?7馬身を付け、前半1000mを57.1sの超High Paceで進み、中山競馬場の観客からどよめきが起こる。その後、残り600mで一斉に、後続が襲い掛かる。

 その直線の叩き合いは、一旦先頭に出たマイネルラヴフィガロを余裕綽々の手応えでグラスワンダーが抜き去り1.33.6sのレコードを打ち立てて完勝を収めました。そのレース後も、凄まじいまでのどよめきが止むことなく、競馬場を支配したレースとなりました。

 このレース、凄まじい強さを見せたグラスワンダーは、もうこの時点で『栗毛の超怪物』・『下手をしたら現役最強では?!』の声が出ました。

 また、私は、このレースをTVで見ていました。少々早い時間でのパドックを迎えた瞬間、いつもの見方で競馬観戦出来ない自分に気が付いたのです。それは・・・

1頭1頭を見て、『出来の良い馬を見極める見方』をしなくて、『素晴らしい馬を堪能するような見方』をしてたのです。

 というのも、この世代は、凄まじいまでの外国馬[いわゆる、(外)として走る馬]の輸入が進んだのです。そんな凄まじい馬・・・いや・・・異次元の怪物をいうモノを知るために知らず知らずのうちに、凄まじい未来がやってくるのではないかという予感を感じながら見たのが非常に印象深いです。

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