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2014/12/26 22:20

やっちの重賞回顧録(ラジオNIKKEI杯2歳S(G3))[2013年までの重賞]

 今週のG1の回顧録を前に、実は書きたい重賞回顧録があります。それは、12月の阪神で行われる、ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)です。

 このレースは、1984年に牝馬限定のG3として創設されたのが始まり。それから、1991年に、牡馬・セン馬限定の芝2000mとして改変されたのがきっかけで、ファンの間でも『出世の重賞』という認識が広まったレースです。これも、回顧録を書こうと思います。

 選んだのは、2000年です。実は、この年のレースには、戦前から『凄まじい予感に満ちた』レースになる事が囁かれていました。

 2戦連続のレコード圧勝 クロフネ
 札幌3歳S(G3)でレコード勝ちの2戦無敗 ジャングルポケット
 3週間前の新馬戦圧勝の超良血 アグネスタキオン(※兄は、当年のダービー優勝 アグネスフライト)

この3頭がまとめて顔を揃えた1戦でした。

 レースは、紅一点のスターリーロマンスが逃げる展開でスタート。その直後に、マイネルエスケーププログレスパレスが付ける。

 有力3頭は、クロフネがその後。ジャングルポケットは、クロフネをマーク。アグネスタキオンは、その2頭から少し離れた位置を追走する。

 淡々と流れた競馬が揺らぎ始めたのが、残り800m。この辺りで、クロフネが一気に先行集団に取りつく。その後でアグネスタキオンジャングルポケットが迫って、最後の直線を迎える。

 その後のシーンは、クロフネが抜け出す・・・その刹那・・・アグネスタキオンが瞬く間にクロフネ以下を千切り始めたのだ!

 そして、その千切りだしたスピードは、益々加速度を高め・・・最後は、余裕の圧勝をおさめました。

 その勝ち方だけでも、観戦したファンに衝撃モノでした。ところが・・それだけではなかったのです。何と(!)勝ち時計は、2.00.8s のレコード。

 対決したライバル2頭のみならず、過去の歴史の覇者さえも、『無問題』にしてしまう程の圧倒的な強さが阪神競馬場を支配したのだった。

 そんな衝撃的な印象が、忘れられません。

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【追記】
 その後の彼のレースは、『負け知らず』。弥生賞(G2)・皐月賞(G1)も大本命の期待に余裕で応える快勝。しかし、その後の故障でレースに走る事無くTurfを去ってしまいました。

 そんな彼・・・実は、ラジオたんぱ杯3歳S(G3)[←当時のレース名]のあまりにも強い快勝後、私のレース観戦史上、滅多にない恐るべき台詞が調教師[長浜 博之調教師]から出たのです。

 レース終了の30分後にもかかわらず、3歳春は、弥生賞(G2) ⇒ 皐月賞(G1) ⇒ 日本ダービー(G1) の3戦

 と、もう宣言してしまったのです。通常、ローテーションは、レースが終わってある程度時間をとった後に公表されるのですが、あのタイミングで公表されるシーンを聞いたことなど、未だに有りません。

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