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2014/12/26 22:58
やっちの重賞回顧録(有馬記念(G1))[Young Fan向け]
いよいよ最後のG1、有馬記念(G1)の回顧録を書くよ。
今回の有馬記念(G1)は、最後となります。このレースは、特別に[Young Fan向け]と[Old Fan向け]の2部構成とします。
その第1部は、[Young Fan向け]の回顧録から。
選んだのは、1999年です。この年は、
3歳勢:ナリタトップロード・テイエムオペラオー
4歳勢:グラスワンダー・スペシャルウィーク・ファレノプシス
5歳以上勢:メジロブライト・ステイゴールド
のそれぞれの世代のG1勝ち馬が揃えるメンバーでした。
注目は、4歳2強 グラスワンダーとスペシャルウィークの2回目の激突が最大の注目でした。1回目の対戦は、宝塚記念(G1)。ここでは、グラスワンダーの3馬身差を付ける圧勝。その後、スペシャルウィークは、天皇賞(秋)・JCの秋G1 2連勝をおさめました。
一方のグラスワンダーは、毎日王冠(G2)快勝後、熱発で2か月半振りのレースとなりました。
レースは、ゴーイングスズカが逃げる展開。その直後を掛かりながらナリタトップロードが付ける。
先行勢以降は、固まり加減の展開で進む。グラスワンダーは中段よりやや後方、スペシャルウィークは何と、最後方に付ける展開でした。
1週目の直線のファンの歓声を受ける所でもペースが上がらず、ゆったりとしたペースで進んだ。
ようやくファンの歓声が一旦止む段階で、ようやく後続勢が差を詰める。戦いの動きが激しくなったのが3コーナー。その時、グラスワンダーが一気に、大外から先行勢に取りつく。その後を追って、スペシャルウィークが動く。
その勢いのまま直線に入る、逃げるゴーイングスズカ・ナリタトップロードが失速した辺りでツルマルツヨシが坂下で先頭に立つ。その後に、グラスワンダー・テイエムオペラオーが加わる。その後に渾身の末脚でスペシャルウィークが襲い掛かる。
その結末は、グラスワンダーとスペシャルウィークが並んだ所がGoal。
ゴール後、ファンの歓声は、ゴールした後でも止む事無く続き、その後に・・・武 豊騎手が、スペシャルウィークと共に中山競馬場の内馬場を1周するシーンが出た。
しかし・・その後に出た判定フィルムの結論は、・・・グラスワンダーの4cm差封じる勝利を収めていたのだった。
それだけに、大半のファンは、『同着でも良いのではないか?』と言われるほどの激闘でした。
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【個人的見解】
特に、前代未聞の『勝利確定しない段階のウイニングラン』を武 豊騎手がした事で知られるレース。これをしたのは、恐らく、
・武豊騎手が思い通りのレースが出来た満足感
・もう走るレースが無い[引退表明していた]故、中山競馬場をゆっくり走らせてあげたい粋な計らい
の2つがあると思います。
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スーパーやっちさん
⇒☆アイビスさん、コメント&『いいね!』ありがとうございます。
遅まきながらですが、コメント返信します。
グラスワンダーが勝った毎日王冠(G2)(1999年)は、仰る通りですね。あと、スペシャルウィークのウイニングランは、私も、TVの生放送を見ていたときは、スペシャルウィークの勝利かと思ってしまった程です。
このレースこそ、『1995年生まれの世代』の凄さを満天下に知らしめるレースと思います。 -
☆アイビスさん
このレースは都内のウインズで観ていました。
豊騎手がウイニングランをしているのを見て、負けたなぁって思っていたら着順掲示板に7の文字が一番上に。。。
あの瞬間はウインズ内がどよめきましたねー。
ちなみに、グラスが勝った毎日王冠は、快勝というよりは辛勝のイメージです。。 -
☆アイビスさんがいいね!と言っています。