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2014/12/26 23:15
やっちの重賞回顧録(有馬記念(G1))[Old Fan向け]
いよいよ、最後の回顧録 有馬記念(G1)の[Old Fan向け]回顧録です。
選んだのは、1977[S52]年の有馬記念です。手前味噌ですが、自己紹介の文言にもありますが、私が産まれてから行われた有馬記念でもあります。
この年は、
4歳勢:トウショウボーイ・テンポイント・グリーングラス に 3歳勢:プレストウコウが激突する対決でした。
中でも、4歳 テンポイントとトウショウボーイが、これまで幾度となく対戦してきた競馬もこれが最終激突[※実に、このレースが6度目の対決]となった事も、新聞各紙が大きく取り上げられていました。
レースは、当初『逃げ宣言』をしていたスピリットスワプスよりも速い出脚で、トウショウボーイ・テンポイントが先行する。
馬場の外目を回りながら、残りの6頭は、先を行く2頭についていく展開となった。
ファンの歓声を受ける1週目の直線で、テンポイントは、何と・・・トウショウボーイの内を掬うようにハナを奪いだす。その動きにトウショウボーイは、先を行かせない構えで応戦する。
こうして2頭の競り合いは、向正面になっても延々と続いた。向正面の後半に入り、少しづく後続から、グリーングラス・プレストウコウが差を詰め始めた。その競り合いのまま3コーナー?4コーナーへと進み、最後の直線へ。
その叩き合いは、プレストウコウが残り200mで脱落。最後は、4歳3強の死闘に。
その闘いを制したのは、テンポイント。2着のトウショウボーイを3/4馬身下す、『かけがえの無い1勝』をおさめたのであった。
それにしても・・・2頭の死闘をスタートからゴールまで延々に続けていながら、後続に差される事無く完結するレースをやれたものだと驚く1戦です。
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※[Old Fan向け]とありますが、[Young Fan]の皆さんも、観られることが出来ます。優駿1月号[12/20発売]のDVDか、You Tubeでも残っています。