884件のひとこと日記があります。
2015/01/30 23:59
知って・観て得する海外レース(week5)
知って・観て得する海外レースの第5回目は、欧州競馬編です。
対象の国は、ドイツです。実は今週、ドイツ最強馬アイヴァンホウ[Ivanhowe]が売却され、渡豪[オーストラリア]の週でした。その事を想い、この国の競馬を取り上げました。
今回は、ドイツ競馬の歴史的名馬、アカテナンゴ[Acatenango]を取り上げようと思います。
同馬の名前を『知らない』というファンは、多いと思います。しかし、これを挙げれば、日本の競馬ファンは、多少なりとも『ピン』と来ると思います。それは、
ワールドエースの母父 [2014読売マイラーズC(G2)優勝馬]
です。
Acatenangoの馬の父は、ズルムー[Surumu]。そして、父系を辿っていくと
ズルムー[Surumu] ⇒ リテラット[Literat] ⇒ ビルカーン[Birkhahn] ⇒ アルキミスト[Alchimist] ⇒ ヘロルド[Herold]
の5代父のうち、Literat以外は、独ダービー(独G1)優勝というドイツの主流系統の血なのです。
そして、自身も、1985年の独ダービーを『血の宿命』に応える優勝を遂げました。また、快進撃は、その後も続きました。
特に3歳緒戦のヤンハルツハイムレネン(条件戦)以降、この優勝まで12連勝その中に、G1は6勝あげております。
(※結果表の過去の実績に書いてあるG1も、12連勝の中に含まれてます。)
また、種牡馬時代でも、4度[1993、1995、1997、1999年]のチャンピオンサイアーとなったドイツの『20世紀末のチャンピオン』とでも呼べる馬を取り上げました。
----------
【レース映像】
超貴重なレース映像が、観られます。取り上げたレースは、12連勝目を挙げた1986年のバーデン大賞(独G1)です。
頭数は、たったの5頭。そのレースで、好スタートを切って、余裕の逃げ切り勝ちを挙げます。なお、2着には、セントヒラリオン[St. Hilarion]以下に5馬身差を付ける余裕綽々の勝利を挙げました。
(※余談だが、2着のSt.Hilarionは、前年(1985年)には、JC(日G1)に出走したのである!)
レース映像URL : https://www.youtube.com/watch?v=Iq6GpYWWooc [Kinchem XYより]
(※レース部分映像の最後の方には、凱旋門賞(仏G1)へ向けての意気込み・感触などを語っているインタビューも収録されています。)
----------
【写真】
ドイツの名馬の記録のあるHP、名馬博物館[muensterland-pferde]のTOP部にある写真です。
URL(引用): http://www.muensterland-pferde.de/acatenango.htm