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2015/03/22 00:32
知って・観て得する海外レース(week12)
知って・観て得する海外レースの第12回目は、米国競馬編です。
今回は、史上初の非米国調教馬が初めてBC[ブリーダーズカップ]戴冠を果たした馬を紹介します。
1986年のBCマイル(G1)[サンタアニタ競馬場]です。
この年は、米国以外の参戦が非常に話題になっていたのです。その話題の非米国参戦馬は、凱旋門賞馬ダンシングブレーヴ[Dancing Brave](当時牡3)でした。
『まさかの、凱旋門賞馬が海を渡って参戦した』事は、非常に大きな話題となっていました。
しかし、その陰で非米国馬の戴冠を成し遂げたのは、Dancing Braveではありません。実は、今回取り上げるレースの覇者、ラストタイクーン[Last Tycoon]です。
この馬を取り挙げたのは、上記理由だけではありません。
(1)豪州で勢力を拡げた欧州馬であり、昨年末に亡くなったNZ首位種牡馬オライリー[O'Reilly]を取り上げた事も含めて、この馬を知って欲しい事
(2)今年の皐月賞(G1)の最有力候補サトノクラウン[※3月8日時点で、3戦無敗]の『祖父』である事
初の非米国(欧州)調教馬のBC戴冠のレースを通じて、適応センスの一端を垣間見て下さい。
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【レース映像】
超貴重な(!)レース映像が、観られます。是非、御鑑賞下さい。
このレースは、伏兵マンガッキー[Mangaki]の好ダッシュで幕が開く。Last Tycoonは、好位置2・3番手を確保。全体は、5馬身圏内で固まった。
ラスト300mで堂々と先頭に立ち、後方から猛然と突っ込むパレスミュージック[Palace Music](ナチュラリズム[Naturalism]、シガー[Cigar]の父として知られる)を封じて勝ちました。
更に(!)、このレース・・・Last Tycoonは『生涯初のマイル以上の距離に初出走』なのである!如何に適応力の高さがあったかが窺い知れると思います。
レース映像URL(英語実況) : https://www.youtube.com/watch?v=pj9-2AjsaU0 [Breeders' Cup World Championshipsのレース映像チャンネル]
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【写真】
Pedigree Queryに掲載されていた種牡馬繋養時の立ち姿です。
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スーパーやっちさん
⇒栄光の彼方さん、『いいね!』有難うございます。
今回の取り上げた馬は、血統面ではよく目にした(耳にした)と思います。でも、レースは、相当昔のレースなので取り上げました。 -
栄光の彼方さんがいいね!と言っています。
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スーパーやっちさん
⇒いえろぉ・しゃどぉろぉるさん、『いいね!』有難うございます。
私の日記への初参加ですね。残り40週分[有馬記念(G1)の施行週]まで記載します。是非、他の日記を参考にして下さい。
私も、あなたの日記におじゃ馬(でなかった・・・お邪魔だった)しようと思います。 -
いえろぉ・しゃどぉろぉるさんがいいね!と言っています。
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スーパーやっちさん
⇒広瀬北斗さん、コメント有難うございます。
ラストタイクーンは、月曜の柏木 集保氏の回顧コラムでも、触れられていました。その事もあって書きました。
もう29年が経過したと思うと、隔世の感がありますね。しかし、血の影響力はまだまだ続いてます。 -
広瀬北斗さん
種牡馬になっても距離万能ですね。