65件のひとこと日記があります。
2013/06/21 20:06
Horses from New Dimension!
いつも指名馬を見渡して思うのが、ミュージシャンのアルバムのようだなぁと。
タイレルのNトピレーベルからのデビューアルバムは、様々なジャンルの要素を取り入れた実験的アルバム。
しかし多くの冒険的楽曲がなかなか聴き手に受け入れられず、その中で唯一、名曲『ワールドエース』がスマッシュヒット。
このヒット曲のおかげで、商業的にはまずまずの売り上げとなった。
翌年に出た二枚目のアルバムは、バンドのイメージを色濃く出した、メロディーラインの美しい楽曲が満載。大きなヒット曲こそ出なかったものの、5曲ものシングルカットと充実した内容となった。
売り上げこそ落ちたが、アルバムランキングで順位を上げた。
そして三枚目となる今作。バンドの方向性に変わりはないんだと、そのスタイルを強く反映させた、ビッグヒットを予感させる美しくもダイナミックなナンバーを核に、その脇をバラエティに富んだ楽曲で固めた作品。
まず『ドリームジュエリー』とのカップリングでシングルカットされた『リターンラルク』は、曲の終わりへと疾走感高まるロックチューン。
『ステファノス』はヘヴィネスかつムーディーな大ヒットを予感させるビッグナンバー。そしてヨーロッパ調な西部劇のミュージックビデオで話題の『ローハイド』と、この2曲はヴィジュアルロックの王道とも言えるナンバーだ。
さらにマンハッタンカフェの名曲『ヒルノダムール』のカヴァーとなる『ファーガソン〜シェアエレガンス2011〜』も本家を凌ぐとも言える出来。
ボーナストラックには、W・インハーヘアをデュエットに招いた、映画『ディープインパクト』の主題歌『モンドシャルナ』を入れ、このオーケストラを取り入れた壮大な曲でアルバムの最後を締めている。(急遽日本版のみソンオブディプロマティストから変更)
その他ポップな『セウアズール』に、カントリーな『グランプリエ』など、今回も捨て曲のない充実した内容の作品で、2013年、タイレルの新たなる挑戦が始まろうとしている!
Horses from New Dimention!
1ステファノス
2ローハイド
3ファーガソン〜シェアエレガンス11〜
4リターンラルク
5ドリームティアラ
6セウアズール
7グランプリエ
8ドリームジュエリー
9サトノスーペリア
※10モンドシャルナ(ボーナストラック)
※日本版のみ収録