競輪
2118件のひとこと日記があります。
2015/08/22 15:47
曇り空は青空へ〜1999年札幌記念
夏競馬も終盤戦。今週は札幌競馬場で伝統のＧ�競譟璽校ニ攀�念が行われます。
もはやただの夏のＧ�競譟璽垢箸聾討戮覆�なった札幌記念。自分の思い入れのある札幌記念は1999年。勝ったのはセイウンスカイでした。
セイウンスカイは「平成の3強」と呼ばれたスペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサーと同世代。そしてスペシャルウィークがダービーを勝った年の2冠馬です。主戦は横山典弘騎手で脚質は逃げでした。
自分にとってセイウンスカイはグラスワンダー以外でスペシャルウィークを完封した馬。特にスペシャルウィークに影さえ踏ませず逃げ切った菊花賞は1番のベストレースだと思います。
1999年、この年のセイウンスカイは3月中山の日経賞から始動。このレースを快勝し続く天皇賞（春）では古馬となって初めてのスペシャルウィークとの同期対決。このレースで3着に敗れ秋への雪辱を誓って出走したのが札幌記念でした。
この年の札幌記念は菊花賞馬マチカネフクキタル、オークス馬エリモエクセル、エリザベス女王杯の勝ち馬ファレノプシス、そして2冠牡馬セイウンスカイと言う世代を超えたＧ�鞠呂�集結し豪華な顔ぶれとなりました。
レース開始直後早くもファンは驚かされることとなります。本来逃げ馬であるはずのセイウンスカイがレース直後から後方に下げて7番手を追走。この札幌記念の位置取りに関して主戦の横山典騎手曰く「馬の行くがまま」だったそう。
結果的にダイワカーリアンが逃げる展開になりセイウンスカイは3コーナーから一気に捲って最後の直線で先頭に立ちファレノプシスを半馬身抑えてゴール。
この日の札幌競馬場は鉛色の曇り空。しかしセイウンスカイは澄みきった青空の如く鮮やかな勝利を飾ったのでした。
このレースがセイウンスカイの現役最後の勝利となりました。セイウンスカイはこの後天皇賞（秋）に出走。出遅れもあって5着に敗れるとレース後に屈腱炎を発症。長期の休養を余儀なくされ2001年の天皇賞（春）を最後に現役を引退しました。
引退後セイウンスカイは種牡馬になりました。同期のスペシャルウィークは種牡馬としても大成功し初年度からシーザリオと言う名牝を世に送り出しましたがセイウンスカイは産駒に恵まれませんでした。
唯一の活躍馬はステイヤーの父とは真逆の1200メートルでＯＰまで勝ち上がったニシノプライド。そしてその後は主だった活躍馬を出せずセイウンスカイは次第にメディアからその名前が取り上げられなくなり競馬界の表舞台から姿を消しました。
そしてセイウンスカイは20011年8月16日、馬房から立ち上がる際に顔面を強打し即死。死因は心臓発作だったそうです。
2冠馬でありながらセイウンスカイの訃報はメディアが大きく取り上げる事はありませんでした。ひっそりと天へ旅立ってしまったセイウンスカイ。同期のライバルとは対照的な扱いに切なさを感じますがその強さはいつまでも記憶から消える事はありません。
8月16日。16歳と言う没年齢はあの名牝ベガと同じ。セイウンスカイはもしかしたら一等星（ベガ）に導かれて天に行ったのかもしれませんね。
写真は札幌記念のセイウンスカイ。曇り空を青空に変える強い勝ち方でした
- セイウンスカイ
- スペシャルウィーク
- グラスワンダー
- エルコンドルパサー
- マチカネフクキタル
- エリモエクセル
- ファレノプシス
- ダイワカーリアン
- シーザリオ
- ニシノプライド
- メディア
- イバル
- ベガ
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skyさん
ハルソルさん
親子ともども最後は本当に可哀想だと思います。でも現役時代は本当に強い馬でしたね。
ユイエルさん
あの秋天のゲート入れはＪＲＡサイドが意図的に違う入れ方を指示したという疑惑が今でもありますね。あれが無かったら運命は変わっていたかもしれないですね。2015/09/05 21:44
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ユイエルさん
セイウンスカイ…名馬でしたが血統構成や引退時期などもあって産駒に恵まれせんでしたがファンの多い馬でしたね。この年の同期は名馬ばかりでしたもんね…あの天皇賞秋で歯車狂ってしまったかんがありますね…
2015/08/29 20:52
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ハルソルさん
こんにちは。
セイウンスカイ・・・私も強いお馬さんだったくらいしか知りませんでした。ｓｋｙさんの日記を見ていつも思うのですが1頭1頭物語があるんだなあと思います。
私もこの名前は忘れません。2015/08/29 17:12
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skyさん
ますく555さん
今晩は。初めまして。このレースを現地で観戦されていたのですか？羨ましいです。
仰る通り強い競走馬の強い走りは今も強く印象に残っています。目を瞑れば感動と興奮が蘇ってきます。
競走馬達の生きざまから学ぶ事も多いですね。
ソーニさん
セイウンスカイは間違いなく当時の葦毛の最強馬でした。「最強の兄貴」ビワハヤヒデと同じくらい。
種牡馬として廃用となり人間の身勝手で命を落とした父。その数少ない遺伝子の集大成が2冠馬セイウンスカイ。大きなドラマだと思います。
「いいね！」を有難うございます。
erikaさん
葦毛の強い馬と言えば？と問うと必ず名前が挙がるであろう1頭だと思います。札幌記念は本当に強かったです。
「いいね！」を有難うございます。
reibunさん
「いいね！」を有難うございます。
ｺｽﾓｽさん
青雲孝行。素敵な名前ですね。時々彼の名前を思い出してあげてください2015/08/26 22:01
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こんにちは(^o^)
私の高校の別名？が青雲高校でしたので、名前で気になる馬でした。
産駒に恵まれないのは残念ですね‥。
亡くなった事も知らなかったです(;_;)2015/08/25 13:29
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reibunさんがいいね！と言っています。
2015/08/23 00:27
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erikaさん
セイウンスカイはそんなお馬さんだったんですね。
2011年の死亡記事見ました。
頑張った札幌記念、そんな思いで見ますね。2015/08/22 19:17
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erikaさんがいいね！と言っています。
2015/08/22 19:16
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ソーニさん
こんばんは。
本当にskyさんのおっしゃる通りだと思います。
2冠馬でも種牡馬として大成功しないと忘れさられてしまうと言う
のは切ないですよね…。
私はオグリのファンなのですが、芦毛も大好きなのでDVDを借り
て見たりしました。
「菊花賞」をレコードで逃げ切ったのも凄かったですよね^^v
今のゴールドシップと同じで気難しくて荒かったのかなぁ〜等
と、想像しています。
セイウンスカイお父さんの逸話とか知ると何だか辛くて切ない気もします。
でも、ほとんどのサラブレッド達は、名も知られずにひっそりと天に召さ
れる子達が多い中で、セイウンスカイ号は失敗しても外に出される事なく、大事にされていたようなので、それだけは救いだったのではと思います。2015/08/22 19:14
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ソーニさんがいいね！と言っています。
2015/08/22 18:51
