競輪
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2015/11/14 20:51
「雪の妖精」二度淀のターフを舞う〜2011年エリザベス女王杯
今年も残り2か月を切りました。競馬もいよいよラストスパート。レースで言えば第4コーナーに差し掛かろうかと言うところでしょうか？
今週から年末まで7週連続Ｇ�騎�催。怒涛のラストスパートです。明日は牝馬の女王決定戦エリザベス女王杯が京都競馬場で行われます。
近年で自分が衝撃的に記憶に残っているエリザベス女王杯は2011年。勝ったのはスノーフェアリーでした。
スノーフェアリーはアイルランドで生産されたイギリスの競走馬で2010年に英オークス、愛オークスを制して日本のエリザベス女王杯に初参戦。
Ｇ��2勝の実績はあったものの初めての日本での競馬と言う事もありファンの評価は半信半疑。最終の人気は4番人気でした。
1番人気は同じ3歳牝馬で三冠馬のアパパネ。2番人気は牡馬相手に重賞を2勝した京都巧者の女傑メイショウベルーガでした。
レースは予想通りに大逃げを打ったテイエムプリキュアがレースを引っ張る中中団で待機していたスノーフェアリーは最後の直線でインを強襲。京都巧者のメイショウベルーガを何と4馬身も千切って圧勝。
「雪の妖精」と言う神秘的な名前とは真逆の桁違いの強さでアパパネ以下日本の牝馬を一蹴。その強さをまざまざと見せ付けたのでした。
そして2011年。エリザベス女王杯連覇を狙うべくスノーフェアリーは再び来日。迎え撃つ日本勢は昨年の雪辱に燃える三冠馬アパパネ、3連勝でこの年の秋華賞を制したアヴェンチュラ、後のＶＭの覇者ホエールキャプチャ等最強の布陣でした。
昨年の圧勝劇からかこの年のスノーフェアリーは堂々の1番人気に推されました。レースはシンメイフジが単騎で大逃げを打ち7馬身ほどのリードを保ったまま最後の直線へ。
そしてアパパネ、アヴェンチュラ、ホエールキャプチャが抜け出して横一線に。この3頭の優勝争いかと思った瞬間馬群の中から物凄い脚でスノーフェアリーが突き抜けアヴェンチュラをクビ差交わしてゴール。
雪の妖精は二度淀のターフを舞い外国調教馬としJRA 史上初となる同一平地GI競走の連覇達成と言う快挙を成し遂げたのでした。
イギリス、フランス、アイルランド、そして日本と4か国を渡り歩いた雪の妖精は3か国で合計Ｇ��6勝という輝かしい戦績を残し2012年に現役を引退しました。
彼女のＧ��6勝の中でも特に光るのはやはり日本でのエリザベス女王杯連覇でしょう。アパパネやメイショウベルーガ、アヴェンチュラ達を寄せ付けなかったその強さは日本の競馬ファンに強い衝撃と印象を与えました。
彼女は現役を引退し現在繁殖牝馬として第2の人生を過ごしています。もう一度日本に今度は繁殖牝馬として来日してほしいです。
画像はエリザベス女王杯連覇を達成したスノーフェアリー。ただただ強いの一言でした。
- スノーフェアリー
- アパパネ
- メイショウベルーガ
- テイエムプリキュア
- アヴェンチュラ
- ホエールキャプチャ
- シンメイフジ
