エース復活！2年ぶりの勝利〜2014年マイラーズカップ

桜花賞と皐月賞が終わりレースの舞台は京都と東京競馬場に移ります。特にオークスとダービーの行われる東京競馬場のボルテージは最高潮に上がる事と思います。

今週は東京競馬場でフローラＳ、そして京都競馬場では読売マイラーズＣが行われます。近年で忘れられないのはやはり2年前の2014年のマイラーズＣ。勝ったのはワールドエースでした。

ワールドエースは昨年の有馬記念で引退したゴールドシップや今も現役で活躍しているアーデント、ヒストリカル、クラレント達と同世代。ワールドエースはデビュー前から「期待のディープインパクト産駒」と言われ注目を集めました。

ワールドエースはデビュー戦を危なげなく勝利すると瞬く間にダービー候補などと囁かれるようになります。自分はこの時は「まだ気が早いのでは？」と思いましたがそれだけファンが寄せる期待は大きかったのだと思います。

デビュー2戦目。父と同じ道を進み臨んだ若駒Ｓでゼロスを捉えられず2着。そしてきさらぎ賞を勝利しクラシックの舞台へと駒を進めたワールドエースでしたが結果はファンの期待とは真逆の結果となりました。

皐月賞2着、ダービーは4着。そしてワールドエースはダービーの後に左前脚屈腱炎を発症。長期休養を余儀なくされました。

自分は内心引退を覚悟していましたがワールドエースは2014年2月の白富士Ｓで1年9か月ぶりにターフに戻って来ました。このレースでの鞍上は武豊。サンデーＲの勝負服、池江調教師の管理馬に鞍上が武豊。ワールドエースの復帰戦として最高のキャスティングが揃いました。

1番人気に推されるも白富士Ｓは5着。屈腱炎からの復帰を考えれば十分な結果と思いました。そして復帰2戦目のマイラーズＣをレコード勝ちで勝利。約2年ぶりにきさらぎ賞以来の勝利を挙げました。

自分はワールドエースとフィエロの馬単を1点で買っていました。ワールドエースが先頭でゴール板を駆け抜けた瞬間は本当に嬉しかったです。ＴＶ画面に向かって「おかえり！」と大きな声で叫んでいました。

結果的にこのマイラーズＣがワールドエースの最後の勝利となりました。屈腱炎にさえならなければ・・・と言うのはただのタラレバですが大きな勲章を一つ取らせてあげたかった。

デビュー前から異常なほどに持ち上げられたのもこの仔にとっては可哀想だったのかもしれません。それでも貴方と夢を見たクラシックは楽しかった。

画像はマイラーズＣのワールドエース。本当に見栄えがするほどカッコイイ馬です。勝利した瞬間は嬉しかったなぁ・・・