鉄ちゃんではありませんが

自分は鉄ちゃんではありませんが午前中大宮に行った帰りの駅のホームに普段なかなか見かけない車両が止まっていたので1枚写真を撮ってみました。

止まっていたのはＪＲ東日本が5月から正式に運行をスタートさせた「トランスイート四季島（しきしま）」です。

この四季島はＪＲ九州で運行されている超高級寝台列車「ななつ星」に習ってＪＲ東日本が運行させた豪華寝台列車です。北海道と東北を巡る３泊４日コースのお値段は、なんと一人７４万〜９５万円（１室２名利用）まぁお高い事。

ちなみにこの四季島の内装の総工費は何と500億円だそうでピアノの生演奏が楽しめるラウンジにその土地土地の食材が味わえるレストラン、展望スペースまで完備。一番高いスイートルームには畳付きの部屋に檜風呂の浴槽まで付いているのだとか。

この贅沢の髄を極めた車両が人気の秘密なのだそうです。まさしく「移動する超高級ホテル」ですね。500億もかけて作った列車なら100万くらいとらないと元は取れないよな確かに。自分が居合わせた時間帯は丁度発車直前で車内の窓から気品高い雰囲気の老夫婦が窓から軽く手を振っていました。

この電車に乗る人達ってお金も時間も余っている人達なんだろうな。一度でいいから車内見学だけでもしてみたいものだ。

自分にとって寝台列車と言えばブルートレイン（通称ブルトレ）でした。昔は札幌から上野に向かう北斗星が大宮に良く停車していて冬の時期になると屋根に沢山の雪を載せていました。

青色の電気機関車にけん引された一般電車とは違う豪華な客車（ブルーの機関車がけん引するのでブルートレイン）は子供時代の憧れでいつかは北斗星に乗って北海道へ。そんな夢を持っていました。

しかし近代化に伴い時代は「ゆっくり時間をかける旅」から「いかに短時間で多くの人を運べるか」と言う高速化の時代になり昭和の主役だったブルトレは新幹線などの台頭により次々に廃止に追い込まれ北海道新幹線の開通によって遂に北斗星までもが姿を消してしまいました。

北海道新幹線の開通を聞いた時には正直「余計な事をしてくれた」と自分は思いました。

ネットもそうだし周りの日常生活は全て高速化の時代。考えてみれば競馬もそうだよな。日本人は急ぎ過ぎなんだよ。自分は都内に通勤するようになって自然と歩くのが速くなりました。

大宮あたりで歩いている速さで品川駅を歩くと後ろの人に追いつかれるんですよ。東京は皆本当に歩くのが速い。そんなに急がなくてもいいのにねぇ・・・

ブルートレイン復活しないかなぁ。古き良き時代は現代にも必要だと自分は思います。

写真は丁度出発を始めた四季島の車両。シャンパンゴールドっていうんですかね？とにかくきらびやかな車両でした。

※ちなみに自分は鉄ちゃんではありません＾＾；