箱根駅伝復路

今日は箱根駅伝の二日目。舞台は箱根から東京へ。折り返しの6区〜10区です。箱根駅伝を音楽に準え「ハーモニー」と言って居た絶対王者青山学院大学の原監督。当然往路優勝はそのシナリオに含まれていた筈ですがその野望を打ち砕いたのは「山の神」を輩出した名門東洋大学でした。

4区で青山に2分以上の差を付けていた東洋ですが山登りの5区でブレーキ。何と青山がその差を36秒差まで詰めたところで往路終了。

復路は逃げる東洋を36秒差で青山が追う展開となりました。東洋を追いかける青山ですが、6区でエース小野田勇次があっさりと逆転すると逆に2分以上の差を付け終わってみれば独走のまま青山が1着でゴール。史上６校目の箱根4連覇を達成しました。

とにかく青山学院の強さが目立ちましたが熾烈なシード争いや繰り上げスタートなどシリアスな場面も数多くありました。特に涙を誘ったのは9区の國學院大學。仲間が繋いだ襷を持って目の前まで迫りながら5秒足らず無情の繰り上げスタート。本当に惜しかった・・・

毎年箱根駅伝を観るのは自分の中での恒例行事で、そして箱根の全10区をもし競走馬が走るとしたらどう繋ぐだろうか？と勝手に妄想したりしています。

今年も性懲りもなく考えてしまいました（笑）

往路

第1区　大手町・読売新聞東京本社前〜鶴見中継所

とにかくスタートが肝心の1区。混戦を抜け出し後続を離して2区に繋ぐのが必勝。もし1区に当てるならイスバーン賞を10馬身逃げ切ったエイシンヒカリ

第2区　鶴見中継所〜戸塚中継所

各校がエース級のランナーを送り込む事が多い事から「花の2区」と呼ばれる区間。ここを走れる事は名誉でありエース同士の戦いでもある。
日本競馬界のエースと言えばディープインパクト

第3区　戸塚中継所〜平塚中継所

遊行寺坂の下り坂や海風の向かい風など様々な環境の変化がランナーを襲う3区。あらゆる条件でも安定した走りが必要とされる。
競走馬で安定感の走りと言えばテイエムオペラオー

第4区　平塚中継所〜小田原中継所

アップダウンが激しく3区以上にペース配分が重要となるのが4区。ここに当てるとしたら「精密機械」の異名を取った坂路の申し子ミホノブルボン

第5区　小田原中継所〜箱根・芦ノ湖

往路最大の難所が「山登り」の5区。高低差800メートル以上を駆け上がる5区はステイヤー達の戦い。走る者の力では2分以上の差を逆転する場面も。
競走馬で生粋のステイヤーと言えば「関東の黒い刺客」ライスシャワー

復路

第6区　箱根・芦ノ湖〜小田原

5区で駆け上がってきた山を逆に一気に下って行く「山下り」の5区。下り坂は必然的にスピードが上がる為ここもスタミナに自身のあるランナーが必要となる。
ここに競走馬を当てるなら日本最強のステイヤーのメジロマックイーン

第7区　小田原中継所〜平塚中継所

全区間中最も走りやすいと言われている7区。しかし終盤に向けて襷を繋ぐ重要な拠点でありやはり信頼の厚いランナーに任せたい。
競走馬で愛され信頼の厚いアイドルホースと言えばステイゴールド

第8区　平塚中継所〜戸塚中継所

前半は平坦で中盤以降はダラダラと登り坂が続く8区。過酷なシード権争いの激戦区としても有名な8区はとにかくタフネスなランナーが必要。
日本競馬界のタフネスランナーと言えば「白い怪物」ゴールドシップ

第9区　戸塚中継所〜鶴見中継所

仲間が繋いできた襷をアンカーに送り届ける重要な役割を担う9区。往路の2区が「花の2区」ならこの9区は「松の9区」とも呼ばれるエース区間。
アンカーに襷を託せるエース。競走馬に例えるならサトノダイヤモンド

第10区　鶴見中継所〜大手町・読売新聞東京本社前

9人が繋いできた襷を受け取り先頭でゴールテープを駆け抜けるアンカーの10区。ゴールでは共に走った仲間たちが待ち構え、沿道からの声援も一番大きくなる。10区を走るのは最も注目を集めるスター選手が相応しい。
競走馬でこの条件に当てはまる馬と言えば・・・「みんなの愛馬になった」キタサンブラック

とまぁ独断と偏見で決めてしまいました。他の人ならもっと上手く作れるんだろうな・・・＾＾；