ダービーアラカルト

今週行われる日本ダービー。この日本ダービーには有名な格言や名言がありますね。その中で自分が知っているものを幾つかピックアップしたいと思います。

ダービーの有名な名言・格言

※ダービーは運の強い馬が勝つ。

有名な格言ですね。「皐月賞は速い馬が勝ち、ダービーは運の強い馬が勝ち、菊花賞は強い馬が勝つ」と言われています。
ただ近代競馬は少し違うように思います・・・「皐月賞は強い馬が勝ち、ダービーも強い馬が勝ち、菊花賞には行かない（笑）」近代競馬の菊花賞離れは深刻です＾＾；

※「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になることより難しい」

ウィンストン・チャーチルが残した有名な格言です。

※「1番人気はいらないから1着だけ欲しいと思っていました。」

97年のダービーをサニーブライアンで勝利した大西直宏騎手の名言です。サニーブライアンは皐月賞馬でありながらその勝利はフロックと揶揄されていました。
ダービーを実況したフジテレビ三宅アナの「これはもう間違いない！フロックでも何でもない！サニーブライアン二冠達成！」は今聞いても感動です。

※「この勝負服には、ピンクの帽子がよく似合う」

91年にトウカイテイオーでダービーを勝利した安田隆行騎手（現調教師）の名言。皐月賞に続いてダービーも大外枠だった事に対して皮肉も交えての言葉でした。ちなみに当時のダービーは20頭立て。それを大外枠で勝利したトウカイテイオーがいかに強かったかが分かります。

※「日本のダービーを1度勝つことは、イタリアのダービーを5度勝つよりも嬉しい。」

2003年のダービーをネオユニヴァースで勝利した時のミルコデムーロの言葉です。この時自分はミルコが好きになりました（笑）
ちなみに自動車レースの最高峰Ｆ1にも似たような名言があります。「モナコでの1勝はほかのコースを3勝するくらいの価値がある」

ダービーのジンクス

※「乗り替わりではダービーを勝てない」

前走から騎手が乗り替わって出走する馬はダービーを勝てないというジンクスです。これは未だに破られていません。人馬一体でなければダービー勝利は叶わないのでしょうか？
ちなみに今年乗り替わりでダービーに出走する馬は7頭。

※「青葉賞馬はダービーを勝てない」

これはもはやジンクスと言うより七不思議に近いと思います。ダービートライアルであり本番と同じ2400メートルの青葉賞。ここを勝つ馬はアドバンテージとしてもかなり有利な筈なのですが未だに勝った馬はいません。2着が最高でこれまでに6頭います。あのシンボリクリスエスでさえ負けてしまいました。

ダービーには魔物が潜んでいると言われます。ダービー当日は10万人を超える入場者に加え１Ｒから異常なほどテンションが高くメインレースの時には本場馬の雰囲気が異常な程になるのだそうです。しかもスタートは大勢の観客が居るゴール前。普段冷静な競走馬もおかしくなってしまう事があるようです。

しかし今年に限っては勝手が違います。なんと言っても無観客です。人が居ませんし陸自の素晴らしい生演奏もありません。静寂に包まれる中行われる今年のダービーはもしかしたらこれまでのジンクスを破る馬が現われるかもしれません。