2118件のひとこと日記があります。
2012/11/11 00:13
武蔵野S〜最強のダート馬クロフネとの出会い
明日のメインはエリザベス女王杯。だけど自分にはエリ女と同じくらい楽しみなレースがある。武蔵野Sだ。
2001年の武蔵野S。クロフネが勝ったあの武蔵野Sは自分にとって忘れることの出来ない思い出。最初で最後。彼の走る姿を現地で見ることが出来たレース。
2001年10月。その年の天皇賞(秋)は古馬対強い3歳馬の戦いと言うテーマで注目が集まっていた。
古馬の代表は当時の現役最強馬テイエムオペラオー。それに挑むのは3歳馬のクロフネ。そして打倒オペラオーを目標に掲げているメイショウドトウ。
この「3強対決」で話題は持ちきりだった。しかしこの後「運命の悪戯」が起こる事となる。もっともこの「運命の悪戯」のおかげで最強ダート馬クロフネは誕生したのだが。
当時天皇賞への外国産馬の出走枠は「2頭」そのうち一頭はメイショウドトウで確定。もう一つの枠にはクロフネが入るはずであった。ところが・・・
その年ダートを主戦場として活躍していたアグネスデジタルが突然天皇賞(秋)に参戦を表明。これにより獲得賞金の差でクロフネは天皇賞を除外されてしまう。
まさに青天の霹靂。この出来事は多くの競馬ファンの間で物議を醸した。「何故クロフネが出られない?」当然怒りの矛先はアグネスデジタル陣営に向けられる事となる。
ではクロフネはどこを使うのか?マツクニさんが出したのは実に意外な答え。
「天皇賞に向けて調整してきた以上、いまさら引くことはできません。天皇賞の前日に行われる武蔵野ステークスに参戦します」
クロフネがダートに出る。ファンは当然半信半疑。土曜日のスポーツ紙の馬柱を見てこう思ったファンは多いだろう。「出走するレースが逆ではないのか?」と。天皇賞を観に行くはずだった自分は予定を変更して土曜日に競馬場へ行くことに決めた。クロフネに会うために。
初ダートでありながらクロフネは1番人気に推された。レースでは中団の位置にいたクロフネが4コーナー手前で捲くっていき馬なりのままイーグルカフェに9馬身もの差を付けてゴール。勝ちタイム1.33.3「芝ですか?」と言いたくなるタイム。
土曜の競馬場に走ってくれたヒーローに対してスタンドの客はスタンディングオベーションで彼の勝利を讃えた。自分も立ち上がって拍手をした。
今思えばアグネスデジタルが居なかったらダートの怪物クロフネは誕生していなかった。
そのアグネスデジタルは翌日の天皇賞でなんとテイエムオペラオーを差し切って勝ってしまった。
この「運命の悪戯」が正しかった事は天皇賞の実況で実証される事になる。実況ではこう言っていた「この結果ならクロフネ陣営も納得するでしょう」と。
生涯戦績10戦のうちクロフネがダートを走ったのは僅か2戦。豊騎手を背にディープインパクトと同じ勝負服のカネヒキリは「砂のディープ」と呼ばれていたが本当の砂のディープはクロフネだと思う。
今もなおクロフネが最強ダート馬と呼ばれるのは圧倒的パフォーマンスがあったからだろう。
ダートであんな走りもうこの先見れないかもしれない。それくらいにクロフネとの出会いは衝撃的でした。
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上り3F33.2さん
テイエムリュウジ9さん
デジタルが天皇賞に出ていなかったらクロフネはどんな馬になっていたのか?今は運命の悪戯に感謝しています。
ゆう佳☆さん
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スネ太さん
「いいね!」を有難うございます。
善徳女王さん
本当に突然の運命の番狂わせで当時は驚きましたし怒りもしましたが、そのおかげでダート最強馬クロフネは誕生したのですから今は感謝しています。
キセルとMakiさん
競馬ってどう運命が転ぶかわからないものですね。でもそういった出来事も含めてドラマがありますよね。
今は運命の悪戯に感謝しています。
ダイキアズニャンさん
自分も当時は同じように怒り心頭でした。ぶっちゃけてオペラオー大嫌いだった自分にとってデジタルが差し切ったときはスカっとしましたw
「いいね!」を有難うございます。 -
上り3F33.2さん
すみれさん
「いいね!」を有難うございます。
スカーレットスダチさん
武蔵野Sのクロフネは本当に笑えるほど強かったです。1頭だけ芝を走っているような感じでした。
スズカのレース同様自分は運が良かったんだと思います。
おるたんさん
クロフネが走ったダート。他の馬はクロフネについて行くことさえ出来なかった。本当に強い馬でした。
息子のトリップにも毛色だけでなくダート適正の遺伝子が受け継がれていると思うので頑張ってほしいですね。
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アイバイノチさん
自分の中で「ダートの芦毛ば御三家」はワシントンカラー、エムアイブラン、そしてクロフネでした。
あの運命の悪戯は神様の粋な計らいだったのだと自分も思います。
OWになる前のドバイWCを日本馬に勝って欲しかった自分にとって、クロフネの早過ぎる引退は本当に残念でした。
「いいね!」を有難うございます。 -
ダイキアズニャンさん
こんばんは(・∀・)ノ
自分が惚れるほど好きになった最初の馬がこのクロフネでした。
よって天皇賞秋を除外されたときは本当に腹が立ちましたよ。「アグネスデジタルふざけるな!!」と。
しかし、蓋を開けたみたらお互いに取って最高の結果に。
クロフネの武蔵野だなんて「え?ええ?ええ――――――――っっっっっ!!!!( ; ゜Д゜)( ; ゜Д゜)( ; ゜Д゜)( ; ゜Д゜)( ; ゜Д゜)」という感じにしか取れませんでしたからね(^_^;)
そしてJCダートでも前年の覇者ウイングアローやアメリカのリトパレスを完全に子供扱いしちゃう7馬身差の圧勝劇!!!
「これは間違いなくドバイやアメリカの超G1を勝てる!!」そう思った瞬間でした。
運命のイタズラも悪いことばかりでは無いんだなと初めて思いましたよ(笑)
しかし、その後は屈腱炎を発症して無念の引退・・・・・(T_T)(T_T)(T_T)
この時 -
ダイキアズニャンさんがいいね!と言っています。
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キセルとMakiさん
こんばんは、上がりさん。
クロフネ・・・・本当に、物事はどう転ぶか分からないものですね!
あの天皇賞に、もし、出ていたらダートを走ることは無かったかも知れないですもんね!
ダートのレースは、クロフネだけ芝を走ってるかのような
圧倒的な力の差があり、強く印象に残ってます。 -
善徳女王さん
私は競馬歴が浅く、クロフネの現役見てないんです。
ましてこんなことがあったなんてドラマですね。
クロフネ陣営意気込みや悔しさを、クロフネとデジタルが晴らしてくれたんですね。
今はクロフネ産駒好きで追っかけしてますが、こんなドラマがあったことを知り、ますます好きになりました。
すてきな日記をありがとうございました! -
スネ太さんがいいね!と言っています。
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おこたえありがと〜^^
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こんばんは^^
上りさ〜ん。ヨシカワクンは選択不可だよ(^_^;)
もいっかい答え書きにきてね〜
待ってるからね(笑) -
ゆう佳☆さんがいいね!と言っています。