競輪
2118件のひとこと日記があります。
2013/10/14 20:35
Shall we dance?牝馬だけどいいかしら?〜1995年菊花賞
今週は牡馬三冠最後のレース菊花賞が行われます。ダービーより600mも長い3000mの距離に若駒達が挑みます。
三冠馬は勿論の事歴代の勝ち馬は名実共に歴史上名高い名ステイヤーばかり。
思い出の多いレースですが一番忘れられないのは1995年の菊花賞。なんとこの年の菊花賞にただ1頭牝馬で出走した馬が居たのです。
その牝馬の名前はダンスパートナー。「ダンパ」の愛称で今も多くのファンに愛されている名牝です。
彼女の最愛のパートナーを挙げるならやはり武豊騎手でしょうか？フランスにも共に遠征した仲です。
スタートが苦手で出遅れ癖があったダンスパートナーは後方待機が指定席。脚質は必然的に追込みでした。
とはいえダンスパートナーは「女傑」ヒシアマゾンのように強烈な末脚で飛んでくるのではなくジワジワと足を伸ばしてくるタイプ。
いつも後方から追い込んでくる彼女。でも後一歩届かない。「ジリ脚」と揶揄もされたけどちょっぴり鈍くさい女の子。
生涯成績25戦4勝【4-9-3-9】が示す通り2、3着が圧倒的に多かった彼女。ダンスパートナーの出走レースはいつも「届くのか？届かないのか？」と見ている側をハラハラさせるレースが多かった。でもそんな彼女のファンになった人達は多かったと思います。自分もその一人。
ダンスパートナーはデビュー戦を勝利で飾ったものの続くエルフィンS、チューリップ賞は2着。そして桜花賞では3番人気に推されたもののワンダーパヒュームの2着に敗れました。
しかし続くオークスでは1番人気に答えて勝利。樫の女王に輝きました。
オークスの後ダンスパートナーは渡仏。海外でのレースに挑みました。ドーヴィルで行われたノネット賞（G�掘砲�2着に入り、続くG�汽凜Д襯瓮ぅ羮沺丙Ｇ�の凱旋門賞馬トレヴも勝ったレース）に出走し6着と大健闘し日本に帰国しました。
帰国後のダンスパートナーの次走はエリザベス女王杯を予定していました。が、翌年からエリザベス女王杯が古牝馬に開放されることが決定。
すると陣営は「エリザベス女王杯は古馬になってからでも獲れる」とあっさりと出走を断念。そして代わりに選んだレースが菊花賞だったのでした。
陣営は勝算があると思っての出走だったのでしょう。ダンスパートナーの菊花賞出走はファンの間でも盛り上がりました。
菊花賞への牝馬出走は18年ぶり、勝てば48年ぶりという歴史的挑戦。出走メンバーにはダービー馬タヤスツヨシも居ましたがそれでもメンバーを見て「勝ってしまうんじゃないか？」と言われたほどでした。
さて、例年とはちょっと違うその年の菊花賞。牡馬だらけの長距離レースに突然飛び入り参加した1頭の牝馬の登場に牡馬達はさぞかし驚いたことでしょう。
パドックでももちろん彼女は紅一点。しかしその立ち姿は堂々たるもので「周りが牡馬だらけだろうが私は私」そう言わんばかりの迫力で牡馬にも引けを取らないものでした。
多くのファンの支持を集めたダンスパートナーは推しも推されてなんと並み居る牡馬達を抑えて1番人気になってしまったのです。
女の子に1番人気を奪われた。牡馬達は男子の面子丸潰れと言った感じでしょうか。
レースはスタートが上手に出せたダンスパートナーはいつもより前目の中団の位置につけて終始レースを運び、最後の直線では脚を伸ばしたもののマヤノトップガンの5着に敗れました。
しかし敗れはしましたが1番人気に恥じないレースでした。そして翌年、陣営の予告通りにダンスパートナーはヒシアマゾン以下を抑えて見事に勝利。2つ目の大きな勲章を手に入れました。
以降は宝塚記念で2年連続で3着、連覇を狙ったエリザベス女王杯では一つ下の世代のエリモシックとの叩き合いに負けて2着。
1997年の有馬記念14着を最後に現役を引退し繁殖牝馬として現在は過ごしています。
牡馬に混じっても負けない気の強い女の子と言うのが自分の印象です。不器用だったけど彼女は間違いなく「女傑」でした。
産駒に大きな活躍馬は出ていませんが孝行息子のフェデラリストが重賞を勝ちました。出来ればスタミナの豊富な凱旋門賞で通用するような強い牝馬を出して欲しいものです。
ファビラスラフインとは大の仲良しだったというダンスパートナー。先に逝ってしまった親友の分まで長生きして欲しいですね。
- ダンスパートナー
- ヒシアマゾン
- ワンダーパヒューム
- ドーヴィル
- トレヴ
- タヤスツヨシ
- マヤノトップガン
- エリモシック
- フェデラリスト
- ファビラスラフイン
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skyさん
アイバイノチさん
自分が大好きなダンスインザダークの姉ですからね。彼女は間違いなく女傑でした。
ファビラスとの対戦を見てみたかったです。
スネ太さん
懐かしいでしょう？あの時代の牝馬は個性のある馬が多かったですね。キョウエイマーチとか。
「いいね！」を有難うございます。2013/10/17 22:24
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skyさん
ミーワさん
初めまして。ダンパの事少しでも知っていただけたら嬉しいです＾＾
「いいね！」を有難うございます。
パラ様
僅か一週間でＡ１ランクから転落。競馬は難しいです＾＾；
コスモスさん
なんか偉そうに語っちゃってすみません・・・でもレース一つ一つに競走馬との思い出は尽きません。
ユイエルさん
牝馬を菊花賞に出すオーナーなんて今の現代ではまずいないでしょうね。でもそうゆうオーナーが出てきて欲しいなとも思います。
プルタブさん
ダンパ以降菊花賞を走った牝馬は居ません。ましてやオークス→ヴェルメイユ賞→菊花賞なんてありえません。凄い牝馬です。
ファビラスの分まで長生きして欲しいです。
はんなりさん
牡馬に混じって牡馬を蹴散らして突っ込んでくる。そんな強い牝馬でしたね。
産駒に期待です。
アイバイノチさん
自分が大好きなダンスインザダークの姉ですからね。彼女は間違いなく女傑でした。2013/10/17 22:22
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skyさん
RA272さん
初めまして。「いいね！」を有難うございます。
もも吉さん
この年のダンパのローテはまさしくハードでしたよね。今年に例えるならキズナがダービーを勝って、凱旋門の後に菊花賞に出走するのと同じ。
女はまさに強し！です。
きんぐかずさん
「いいね！」を有難うございます。
ぶんりきさん
サクセスブロッケンを見る為にわざわざ遠くから来る人も居るそうですね。
「いいね！」を有難うございます。2013/10/17 21:56
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スネ太さん
懐かしいですねぇ。
文章を読んでいるうちに、ジワジワと思いだしてきましたよ。（＾＾）2013/10/16 11:19
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スネ太さんがいいね！と言っています。
2013/10/16 11:17
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アイバイノチさん
ダンパ、大好きでしたよ〜。
サンデーサイレンス初年度産駒。菊花賞で牡馬をおさえて一番人気って、
男どもだらしないなぁと思ったものです。
公約通りエリザベス女王杯も勝ったし、間違いなく女傑ですよねぇ。
ダンス一族も、娘のダンスオールナイトが繋げてくれると思いますよ(^^)2013/10/16 10:53
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はんなりさん
(。･ω･)ﾉﾞ おはようﾃﾞｽ！ skyさんはほんと色々お詳しいですねぇ〜＾＾
ダンスパートナーの名前は知ってましたが現役時代の戦歴や功績は知りませんでした。
牝馬として素晴らしい頑張りをしてたんですね（≧ω≦） 子供たちも活躍して
くれるといいですよねぇ〜〜♪2013/10/16 08:19
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プルタブさん
ダンスパートナーが牡馬のレースに出たのは知っていましたが、菊花賞だったのですね!彼女の歴も知りませんでしたが、チャレンジャーだったのですね!事ある毎に彼女の名前を見かけるのは、多くの人に愛されていたからかもしれませんね。ファビラスラフィンは可哀想でした。彼女は天寿を全うして欲しいです!
2013/10/15 16:29
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ユイエルさん
最近ダービー出走馬はいますが菊はなかなかいませんね
スピード競馬重視となっている昨今では牡馬も目指す馬減ってますからね
あとは秋華賞が2000ｍで牝馬限定ですからわざさわ゛牡馬相手に3000ｍ挑戦はなかなか難しい選択でしょうね
景気がよければチャレンジするオーナーいてもよさそうなのですが…2013/10/15 14:41
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コスモスさん
こんばんは(^o^)/
ダンスパートナーが 菊花賞に出てたのは 知りませんでした。
1番人気だったとは どれだけ 期待されてたか 強かったかと 思ってしまいます♪
skyさんの レース前の 素敵な馬たちのお話しが また たまりません！
また お邪魔しますﾈ♪2013/10/15 00:55
