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2014/02/09 16:09
Forever〜愛子smile
遂に開幕したソチ五輪。開会式の前日から一部の競技は予選が行われ熱い戦いが繰り広げられています。
そんな中今朝ソチ五輪日本のメダル獲得第1号が期待されている女子モーグルの上村愛子選手が登場しました。
予選1回目、予選2回目、準々決勝、準決勝、そして決勝と滑走ごとに人数が削られていき最後の決勝に残れるのは僅か6人。
上村愛子選手は日本人としてただ一人決勝のメンバーに残りました。
今回のソチで5大会連続の五輪出場の上村愛子選手。そして彼女はまさに努力の人。
彼女が初めて五輪の舞台に立ったのは16年前の1998年長野五輪。「日の丸飛行隊」と呼ばれたジャンプの男子団体が悲願の金メダルを獲得した五輪の舞台で7位に入賞しました。(金メダルは里谷多英選手)
ロングヘアーにニット帽がトレードマークの彼女はまだどこかあどけなさの残る18歳の少女でした。
この年の長野五輪7位から彼女は一歩ずつメダルへの階段を昇って行く事となります。
長野から4年後のソルトレイクシティ五輪では6位、その4年後の2006年トリノ五輪では女子選手では稀な大技エア「コークスクリュー(空中で縦方向と横方向の両方に身体を回転させる、3Dエア)」を成功させるも5位。
一歩ずつメダルへの階段を上がっていった彼女。4年前のバンクーバーではメダルまで後一歩届かず4位。
2009年に結婚しすっかり大人の女性になっていた上村愛子選手。競技後のインタビューでは「何で、こんなに一段一段(7→6→5→4位)なんだろうと思いましたけど……」と悔し涙を流しました。もうそこには18歳のあどけない少女の顔はありませんでした。
そして今年彼女自身が集大成(最後の五輪)と公言していたソチの舞台。彼女は攻めの走りで魅せてくれました。
最初のエアーヘリコプターを華麗に決め第2エアーでは彼女の得意技アイアンクロスバックフリップ(足を後ろに曲げて、スキー板を90度に交差させるながらのバック宙)を披露。そしてトップタイムでゴール。
最後の走者を残した時点で3位。最後の走者の順位でメダルが決まる。祈るような気持ちで最後の走者ハナ・カーニー選手のレースを見守りました。
結果は・・・上村愛子4位。一歩一歩順位を上げてきた彼女、今回は3位になるはずだったのに・・・
しかしレース後の彼女の表情はとても晴れやかでした。インタビューでも「悔いはない。逆にすがすがしいです」と。
まるでスプリンターズSでロードカナロアに敗れたハクサンムーンの酒井騎手のような清清しいコメントでした。
全ての力を出し尽くした達成感があったからこそ出た言葉だと思います。
結果こそ4位でしたが彼女のエアは全選手の中でも1番だと思いました。エアを決めた直後の彼女の笑顔(愛子スマイル)はまさに天使の微笑み。
そして誰よりも高く綺麗な孤を描くバックフリップ。彼女のバックフリップは世界一だと自分は思っています。ウチパクさんのバック宙よりもきっと綺麗(比べんな!)だと思います。
もうあの「愛子スマイル」が見られないと思うと非常に寂しいですが沢山の感動を与えてくれたことに心から感謝をしたいと思います。
上村愛子選手本当にお疲れ様でした。そして無念の棄権と言う結果に終わってしまった伊藤選手と村田選手。4年後は二人揃って表彰台へ上がってくれることを期待しています。
上の写真 上村選手の得意技のバックフリップ
下の写真 もう4年後は見られない愛子スマイル(写真はバンクーバー五輪のもの)
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skyさん
アイバイノチさん
18歳の頃から上村選手を見てきましたが4年ごとに少しずつ成長。そして集大成のソチ。
悔いのない演技。そしてはつらつとした笑顔。彼女の16年間に金メダルを上げたいです。
えちゅさん
惜しい惜しい4着でした。でも最後の満面の笑顔は金メダル以上でした。心からお疲れ様を言いたいです。
パラ様
上村選手本当に最高でした。心から有難うを言いたいです。 -
パラダイス7さん
上村選手最高でしたね!感動を有り難う!
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えちゅさん
ラストラン
タイム的にもエアーも素晴らしかったですね♪
7*6*5*4*4…最後にメダルを得て欲しかったでが(ToT)
が、上村選手のあの笑顔…
感動をありがとー♪ですね(*^^*) -
えちゅさんがいいね!と言っています。
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アイバイノチさん
5連続オリンピック出場なんて、並みの体力と精神力ではできないことだと
思います。
前回、お母さんが作成した金メダルをかけてあげたシーンが泣けたなぁ・・
今回、きっと彼女は選手としてのすべてを出し切ったのだと思います。
だから、清々しい表情ができた。
お疲れ様でしたと心から言いたいですね。