競輪
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2014/10/24 23:33
強い！強いぞ！強すぎる！！〜1994年菊花賞
「皐月賞は速い馬が勝ち、ダービーは運の強い馬が勝ち、菊花賞は強い馬が勝つ」これは競馬の有名な格言ですが今週は「強い馬が勝つ」菊花賞が行われます。
菊花賞にはドラマがあります。菊の季節に満開の桜を咲かせた馬が居ました。天才騎手を初のＧ�汽献腑奪�ーに導いた馬が居ました。天才を背にダービー2着の雪辱を果たした馬が居ました。無敗の三冠馬誕生の偉業を阻み「刺客」と言われた馬が居ました。今もなお最強のステイヤーと言われる馬が居ました。圧倒的な逃げを打ち同期のダービー馬を破った芦毛馬が居ました。そして「最強の兄貴」と言われたあの馬も菊花賞を勝ちました。
競馬通の方なら上に挙げた馬がどの馬かすぐにお分かりかと思います。そして菊花賞は三冠馬が誕生する瞬間でもあります。
自分が一番強く記憶に残っている菊花賞は1994年。上で挙げた「最強の兄貴」の弟ナリタブライアンが勝った年です。
自分が競馬を知り最初に見たクラシックがこの年。そしてこの年の牡馬のクラシックは「1強VS他17頭」と言うナリタブライアンの独壇場となった年でした。
ナリタブライアンは父がブライアンズタイム、母は名牝中の名牝パシフィカス。トレードマークは鼻に付けた白いシャドーロール。そして雄大な馬体と重心の低い沈み込むようなフォーム。まるで重戦車のような力強い走りで皐月賞を3.2/1、ダービーでは5馬身、そして菊花賞では2着馬に7馬身もの差を付け同世代の馬達を完膚なきまでに叩きのめしたのでした。
この年とディープインパクトの年だけはもはや生まれた時代が悪かったとしか言い様がないほど1頭だけかけ離れた強さでした。とある競馬ライターはナリタブライアンの強さに対し「刀同士の戦いに鉄砲を持ち込んだようなもの」と表現したそうです。
そしてナリタブライアンは三冠を制すると返す刀でこの年の有馬記念も勝ってしまいました。現役トップクラスの古馬をまるで子ども扱い。なんと言ってもあの女傑ヒシアマゾンを3馬身も置き去りにしたのだからその強さはもはや笑うしかありませんでした。
またナリタブライアンは1200メートル戦でデビューし引退レースが1200メートルの高松宮記念と言う異色の経歴を持った三冠馬です。今もなお引退レースの高松宮記念は賛否両論ですが。
クラシック三冠を含めＧ��5勝を挙げたナリタブライアンは種牡馬として第二の人生にその活躍が期待されていました。しかし引退から2年後の1998年、胃破裂により急死。8歳と言うあまりにも短すぎる生涯を終えたのでした。
ナリタブライアンはブライアンズタイムの最高傑作であり存命していればブライアンズタイムの血をもっと広げていた事かと思います。本当に残念でなりません。
菊花賞は3000メートルで行われます。長距離のレースですが昔は距離の不安と闘いながら菊花賞を勝つのは名誉ある事でした。
しかし、93年にバブルガムフェローが3歳で秋の天皇賞に挑戦し勝利したことから菊花賞に向かわず古馬相手の天皇賞秋に挑戦する馬が近年では多くなりました。
「菊花賞に行くのは当たり前だった時代」から「3000メートルを使う事への疑問」が問われる時代になってしまいました。いわゆる「菊花賞離れ」ですね。
短距離には短距離の、中距離には中距離の魅力がありますが長距離レースも面白いと思います。未知の距離に挑む若駒達とその若駒をいかにして勝利に導くか騎手の腕も試される菊花賞。そんな駆け引きを3分も見れるんですから。
今年はダービー馬ワンアンドオンリーが菊花賞に出走。「皐月賞馬もダービー馬も居ない」と言う最悪の事態は免れました。がしかしこのままいくとそんなことが現実になりそうな気がします。古馬への挑戦も面白いと思いますが、生涯に一度しか菊花賞には出られないのですから果敢に挑戦してほしいと思います。
写真は菊花賞のナリタブライアン。後ろには何も居ません（そりゃそうだ7馬身も離してるもの＾＾；）とにかく強かった。インパクトはディープ以上でしたね。
- ナリタブライアン
- ブライアンズタイム
- パシフィカス
- トレードマーク
- シャドー
- ディープインパクト
- ヒシアマゾン
- バブルガムフェロー
- ワンアンドオンリー
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キセルとＭａｋｉさん
skyさん、こんばんは。
こちらはこの秋一番の寒さでしたが、そちらも寒かったですか！？
ブライアンの4歳時(今の3歳)は桁違いに強かったですね！
あの時の強さなら、JCに出ていても勝ち負けできたと思います。
ただ、股関節を痛めた後は苦しいレースを強いられて
見るのも辛かった覚えがあります。
もっと長生きしていたら、いい子を残せたのでは？と思うので
残念ですね！
ハヤヒデ君には、弟の分も長生きして欲しいです。2014/11/04 21:52
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skyさん
ぼう0508さん
とにかく強かった印象しかありませんでした。早逝が惜しまれます。
すみれさん
パシフィカスは本当に偉大なお母さんでしたね。そしてブライアンも本当に強い馬でした。
高松宮記念にブライアンが出走した時の大川さんのあの怒りは今でも忘れません。
母に先立たれ弟にも先立たれてしまったハヤヒデにはずっと長く余生を過ごしてほしいです。
おるたんさん
「いいね！」を有難うございます。
アイバさん
ヒシアマゾンを千切り捨てた有馬記念は目が点になりました。股関節の故障が無かったら国内のＧ�気倭蹐覆瓩世辰燭隼廚い泙后�2014/11/04 21:18
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アイバイノチさん
おはようございます
ナリタブライアンって馬が一番強いなぁと思ったのは菊花賞です。
あっ、有馬もね(^^)
大好きだったヒシアマゾンとのワンツーは嬉しかったなぁ〜〜
翌年、股関節を痛めなかったら、どれだけ勝ってたんだろうと今でも
考えることがありますよ。2014/10/25 07:53
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おるたんさんがいいね！と言っています。
2014/10/25 03:48
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すみれさん
パシフィカス母さんは偉大ですね。
2年連続ですごい馬を出しました。
ブライアン、
強い強い三冠馬でした。
古馬になってからももっと勝てたと思いますが、
陣営の迷走ぶりに潰されてしまった感があります‥。
もっともっと長生きしてほしかったです。
｢兄ちゃんはのんびりと元気でやってるよ｣
墓前にそう伝えて、思わず涙しました。
悔いの残る馬生だった気がしてならなくて‥。
あっちでは幸せに暮らしていますように。2014/10/25 03:18
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ぼう0508さん
無念の敗戦だった兄のレースの翌週、「弟は大丈夫だ！」のフレーズが忘れられません。
とにかく強くて負ける気がしなっかったですね。
リアルタイムで見た初めての３冠馬、大好きな１頭です。2014/10/24 23:47
