シルク 2024年度 募集馬について　3

クインアマランサスの23
これもまた雰囲気のある仔。だが、胴の長さからジリ脚になりそう。これが結構厄介で、なかなか勝ちきれず、じれったい。馬体は悪くないが、肩の丸さから、大きい所は疑問。最近の池江師の成績ぶりからも、こういうクラスの馬をあてがわれるという所か。馬よりもテキの方が気性が荒い(笑)　NFに逆らっては駄目。

コロナシオンの23
祖母はブエナビスタという血統馬。こういう血統にシルバーステートを付けるのはもったいない。シルバーステートはもう結果が分かり切っているだろうに。
馬体は悪くない。

インヘリットデールの23
四月生まれにしては、筋肉のメリハリがある。トモも立派で、前の造りは、肩の深さが欲しいが、形としては良いものを持っている。第三仔という事で走り頃でもある。
幼さが抜けてないが、体高もあるし、成長次第では好馬体になりそう。

　今年取り上げた馬達は、関西馬の方が多いが、だからといって関西有利とはいえない。関西募集馬も、決定力に欠ける仔ばかり。
　数年前NFが、「これからは関東に力を入れる」と言っていたが、まあ数年後だろうと思っていた。ところがその宣言の翌年から、東高西低となり、驚いたものだった。実際、募集馬にもその流れはあったが、そう簡単に行くものなのかと疑問だったが、見事にNFの思惑通り。空恐ろしいものだ。
　だが、周期というものはあるだろう。NFが立ち上がった一年目は惨憺たるものだった。良血揃いでも、上手く行かなかったのである。2023年産駒は不作に終ったとしても、2024年産駒は、また巻き返すと思う。もしかしたら個人馬主に流れているだけかも。だとしたらやはり、空恐ろしい。