32件のひとこと日記があります。
2021/07/26 20:54
シルク 2021年 募集馬について(関西馬)
43.ショウナンパンドラの20
バランスの取れた馬体。トモも素晴らしいが、前の造りが、やや弱いか。それにしても、姉がまだ走ってないのに、高すぎる。こういう仔は、様子を見た方がいいのだが、買えちゃう人は、買うのだろう。高額馬を一通り(笑)
51.グリューネワルトの20
兄姉より、スッキリとした馬体。目がいい。肩の位置が良く、高額も頷けるが、兄姉から比べても、ちょっと高すぎ。
55.プラウドスペルの20
肩の造りは浅いが、全体的に好馬体。統計的なものは、ほぼ、兼ね備えている。
この値段で、牡馬に生まれてほしかった。。
65.アイムユアーズの20
牝馬とはいえ、生まれ月を鑑みても、小柄だが、良いものを持っている。この値段なのも致し方ないだろう。成長を促し、競馬に卸してみて、450kg前後で出走できれば、ひょっとしたら・・・。想像して買ってみるのも、ご一考。
72.サダムグランジュテの20
確かに良い馬体であるし、シルバーステートが、未完の大器と噂されている分、人気にはなるだろうが、いかんせん、兄姉が走ってない。トモも一枚薄い。堅実には走りそうだが、未知の部分が多すぎる。
雑感:
今回の日記を、関東馬から読んで頂いた方には、ピンッと来るものがあったかもしれない。キムテツ厩舎とゾエ厩舎の事である。
素質馬と言われる馬は、あまり走らない。本当に走る馬なら素質馬とは言わず「これは走る」と言うからだ。ただ、そうハッキリと言えないのが、生産界の事情である。K&Z厩舎には、素質馬を入れていると思う。今回の日記でいう「もしかしたら走る馬」である。無論、良い所はあるのだろう。だが、もう一つパンチが効かない。ではどうするか? 若手の厩舎に入れようとなるのではなかろうか。ハッキリとしない馬を、ベテラン厩舎に、預けるのは、気が引ける。過去には、大御所厩舎にも走らない馬を入れている場合、兄姉を預かっていたからとか、事情があり、走らないかもしれないが、お願いした等の経緯があったからだと思われる。信用問題もあるから、そうそうハッキリとしない馬を、預ける事はしないだろう。とはいえ、NFの方が強いのであろうが。
でも、一概にそれが悪い事だとは思えない。素質馬が入る、対するプレッシャーも生じる。周りの目もある。素質馬だけに、なんとか走らせようと努力する。この馬は、こういう所が足りない、では、次にはこうしよう。先々にも、創意工夫が生まれる。若手厩舎にとっては、大変ではあるが、有難い話である。
かくいう私も、去年あたりから、買いたい馬が、K&Z厩舎に現れては来た。そろそろ、「走る馬」をあてがってあげて欲しいものである、かっつみー御大。