競輪
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2015/02/10 19:19
『デイリー杯・クイーン・カップ』の検討・・・その��
本日はまず、２頭。人気薄が予想されるクイーンズターフと、逆に上位人気馬となりそうなミッキークイーン!! 両頭の血統面での検討をしてみたいと思います。(^^)
クイーンズターフの父はディープインパクト、母はロベルト系のフラッテローザ。母父・ブライアンズタイムはリボーの血も受け継いでおり、これが色濃く出れば、“底力”のある“大レースに強い”産駒となれます。一方で、母系にはミスプロ、ヌレイエフ、リヴァーマンなども配されており、軽快で仕上がりの早い、素軽さのある仔に出るか、動きの悪い鈍重なタイプに出るかは掴み切れない部分もございます。ただ、全体的な印象としましてはマイル戦には向いていると思われ、問題は�〜袷�（２月１日・出走）からのレース間隔が詰まっている点、�△修虜櫃稜和僚展困�回復可能なのか、��時計勝負となったときに対応しきれるかどうか、といった点でしょうか。“タフさ”に強みがあるという系統でもないので、強気には推せない感は否めません…。
ミッキークイーンも同じディープ産駒ですが、こちらも母系にヌレイエフとミスプロが配されており、クイーンズターフに似ている部分もございます。しかし、この仔の場合は母系にレッドゴッド（Red God、スプリンター系の産駒が多い！）やラジャババ（Raja Baba、1,600から2,000前後を得意とするもステイヤーの産駒も出している！）といったスピード系プラス中・長距離系が入っておりますし、また特に強調したいのが母母・Mulikaの母系にファロスやハイペリオンの血を引くIcacapade（米国）を４代前に配している点でございます。この芦毛の種牡馬、現役時代の勝ち鞍は“ウィリアム・デュポン・Jr・ハンディ”等の、いわゆるハンディ・キャップ・レースが中心でしたが、その産駒・ワイルドアゲイン（Wild Again）が種牡馬として大成功。日本でもナリタキングオー（京都新聞杯など重賞・３勝）やエーブアゲイン（青葉賞）らを輩出、この系統を繋いでいく“立役者”となりました。
ミッキークインの全姉・インナーアージと全兄・トーセンマタコイヤがまるでタイプの違う全兄弟に出たようなので、混乱されるファンの方も多いと思いますが、これは母系の特にスプリント・スピード系が強く出たか、それとも父系・ディープインパクトの影響力を強く受けたか、ということだと思われます。血統的な見解から申しますと、それほど不思議なことではございません。(^^) それよりもミッキークイーン自身はどういうタイプに出たのか、ということが焦点になると思います。おそらくは母系のスピード色に、先のワイルドアゲイン、それに父・ディープの系統からも“勝負根性”や“爆発力”といったものをそれなりに受け継いでいるのではないでしょうか。芝の1,600�辰�ら1,800�胆錣魯妊�ープ産駒が得意とする１つの大きなセールス・ポイントでもあります。ミッキークイーン、血統的には東京のマイル戦で上位争いに参加出来る可能性は高いと思います。
- クイーンズターフ
- ミッキークイーン
- ディープインパクト
- フラッテローザ
- ブライアンズタイム
- Red God
- プリン
- Raja Baba
- Mulika
- ファロ
- ペリオン
- リアム
- ワイルドアゲイン
- Wild Again
- ナリタキングオー
- エーブアゲイン
- ミッキークイン
- インナーアージ
- トーセンマタコイヤ
