72件のひとこと日記があります。
2013/10/15 19:28
菊花賞、距離を短縮するなら?
競馬ニュースで、菊花賞の距離を短縮した方が良いという意見を見まして、じゃあ実際に距離を短くするとどうなるか。メリットとデメリットを考えてみました。
・現行の3000m
→メリット
伝統を維持できる
ステイヤーの活躍の場を維持できる
夏に力をつけたステイヤーを探す楽しみが残り、予想の上手い人が高配当の馬券を狙える
→デメリット
有力馬が出走に消極的な現状を解決できず、出走馬のレベルが下がり見応えがない
・2400m
→メリット
ダービーから繋がりやすく、有力馬の出走を見込める
牝馬クラシックは2冠目が東京2400m、3冠目が京都2400mだったため、これを模したとして3冠レースの面目を僅かだが保てる
牝馬に門戸を開いている意味が残る
→デメリット
めぼしい上がり馬がいないと春と変わり映えが無く、予想する楽しさが無くなる
・2000m
→メリット
天皇賞・秋と距離が同じで、出走馬の流出を止められる可能性が高い
2400mで施行した場合と違い、コースによる適性の違いが大きいため予想の面白さが残る
マイル路線の馬も使いやすくなる(デメリットでもある)
→デメリット
3冠クラシックの伝統はなくなる
ステイヤータイプの上がり馬は活躍の場が少なくなる
牝馬に門戸を開いている意味がほぼなくなる
トライアルの改革も必要になる
この年のJCや有馬記念には繋がらなくなる可能性がある
・2200m
→メリット
皐月賞とダービーの中間距離で、牡馬3冠の総決算のようになり、レースと予想どちらも面白みが出る
→デメリット
3冠クラシックの伝統はなくなる
ステイヤータイプの上がり馬では難しい
思いつくところはこのあたりでしょうか。ただ、安易に距離を短くすると3冠を取るのが簡単になり、3冠馬の価値が下がる可能性も出てきます。それによって2冠馬が天皇賞・秋を使うようになってしまっては元も子もありません。
3冠馬はなるのが難しいからこそ、価値があるのです。