72件のひとこと日記があります。
2014/09/10 00:14
裁決レポートは読みましょう
タイミング的に個人攻撃のようになってしまいますが、netkeibaを利用するユーザーの多くに言えることですのでご容赦を。
ドラゴンサクラが予後不良になる事故が起きましたがレース中に何が起こったのか、それを知らずに一方的に浜中騎手を非難する権利が私たちにあるのでしょうか。
裁決レポートをまとめるとこうです。
・脚勢が衰え始めた15番に(17番と10番が寄ったことによって)進路が狭くなり15番が急に大きく減速
・急に下がってきた15番を避けようとして13番が斜行。これに18番ドラゴンサクラが接触し転倒
・17番と10番の騎手には戒告。13番の騎手(浜中騎手)には過怠金50,000円を課した。
これが小倉8Rで起こったことです。裁決レポートには寄ったことは書いてませんが、処分内容とパトロールビデオを見ればわかります。
2頭の馬が寄ったこと自体はさほど悪質ではなく、それによって下がった15番を避けようとした13番も自分が危険を回避するための行動なので一概に責められない。しかし斜行と転倒は事実なので進路を狭くした2頭よりも重い処分が下っています。(念のため言っておきますが、騎乗停止にならない戒告・過怠金の裁決は今日の出来事に載らないだけで沢山起こっています)。
痛ましい事故ではありますが、誰かの危険な騎乗に因って引き起こされたものではないことが分かります。私たちがすることは馬が亡くなった時、その責任を誰かに押しつけることではないと思いますがどうでしょうか。
もしそれでも馬が亡くなったのに処分が軽い! と譲らないなら競馬から身を引くことをおすすめします。こういう不条理なことも起こり得るのです。
JRAの言う事なんて鵜呑みにできない、という斜に構えた方もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで構いません。大切なのは、何が起きたのかを知ろうとすること。パトロールビデオを見てない、裁決レポートを読んでないは言い訳にもなりません。