72件のひとこと日記があります。
2015/02/21 19:37
梶騎手引退に思う(再掲)
騎手になれば余程のことをしない限り、調教助手になれば安定。そういう時代では無くなってしまって騎乗数が少なくても細々と騎手をやる、という人がどんどん減ってしまっています。それまでは騎手として仕事をしていた年数も含めて助手になった際の給料が受け取れましたが、現在は何年騎手をやっても助手になれば新入りと一緒。つまり、助手になるつもりなら早めにならないと給料が上がらなくなった。
競馬に限らず、プロ選手の多くは私たちが勉強に勤しんでいる間、体を鍛え、練習をし、その世界で生きるためだけに生活をしてきた(全員がとは言いませんが)。だからこそ、私たちを楽しませるプレーが出来るのです。たとえ成績が今一つの選手でも、1度や2度私たちの心を奮わせてくれた瞬間があったと思います。
……しかし、その選手たちが引退後に天下りのような道があると「甘えるな」という言葉を吐くファンがいます。普通の道を生き、大衆での生活を獲得している人が、もう一度苦労してこっちの世界に来いとプロに言うのです。何の僻みかは分かりませんが、感謝を忘れた余りにも身勝手で失礼なことです。
調教助手の制度がそんな声のせいで変わったかは分かりませんが、そういう状況でなければ梶騎手ももっと騎手を続けられたのではないか。そう思うとやるせない気持ちでいっぱいになります
梶騎手引退の際に投稿したコメントですが、ファンを叩いたからか消されてしまった。しかし消された際の投稿用に原文をここに残していたということは、消されそうだなとその日の私も思っていたということか。
せっかくなので再掲。競馬に限らず、プロ選手のその後についても、ファンはもっと考えるべき