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2015/09/02 07:44

トウショウ牧場閉鎖 時代の一区切り

メジロ、エリモに次いでとうとうトウショウまでも牧場を閉鎖する。

いづれの牧場もヨーロッパの血統を守り育ててきた伝統ある牧場ばかりでいよいよ欧州血統のたそがれを感じさせる。現実に今やアメリカ血統を入れない純欧州系の馬は、英仏ではクラシックに勝てない現実がある。
今や最後の砦はドイツ血統という事になるが、それも今年サンデー系のダビルシムがドイツの最多種付け種牡馬に輝いた事を見れば風前の灯であることは明白。

この現実を見るとあれだけ色々と毀誉褒貶はあったが、中島理論は結果的に正しかったと言わざるを得ない。雑種強勢を進める事だけが少数の血統プールしか持たないサラブレットという雑種には必要不可欠ということだ。そしてアメリカンダミーというジョーカーを持つアメリカ馬の優位さは覆らないという事実。現実は残酷だ。

アングロアラブが絶滅させられた事に心を痛めない競馬関係者は、ほんの30年前に日本を席巻したシンザントウショウボーイマルゼンスキーグリーングラス等の血筋が消えていく事に何の感慨も覚えることは無いだろう。痛みを感じるのは大切な時を共有できた個人の心の中だけだから。こんな風に全て金勘定で仕切られる世の中に痛みを感じることが出来ない人たちに何を言っても通じあうことなどないのだから。でも私の心の中だけでも悲しんでやりたい。

キャプテン・ハーロックの名言の通り 大事なものは心の中にしまっておく。ここが一番安全だ。

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