藤田騎手まだ４３歳、若すぎる引退だ。

大井の的場さんが５６歳でも今年１００勝を上げる活躍が出来ている。彼ぐらいの腕なら乗り馬のレベル云々を除いて南関に来ても５０くらいは勝つだろう。

どうしても自分の中では中央競馬が頂点なのだと考える事は彼のプライドだから理解できるが、競馬は中央だけでは無い。地方もあれば世界もある。はっきりと日本より国際ランクが下のペルーやウルグアイの馬だってアメリカに殴りこんでＧ１を勝つ事だってある。

自分の置かれた位置で最良の結果を出し続けることこそが本当のプロの証と考える私としては、彼の行動は理解はできるが、本心から納得はできない。

たとえ一年で１勝しか出来なくても自分の見つけて来た馬でエリート達を打ち負かす事を考えても良かったと思うのだが、それはロマンが勝ち過ぎるだろうか。

実力がある者がその実力を発揮できない制度がおかしいとの主張には100％同意するが、思い切りが良すぎるな。もっと泥沼でもがいてもがいて、回りに現状の非を訴えて欲しかった。でもこれもこちらの願望だからな。

残念だ。寂しくなるな。