スマートフォン版へ

マイページ

1403件のひとこと日記があります。

<< フェアリーSはさんざん、シンザン記念も直... ひとこと日記一覧 船橋記念 ナイキマドリードがいなくなって... >>

2017/01/09 04:06

キョウヘイでJRAでも重賞勝ち馬を出したリーチザクラウン

スーパーマックスのおかげで地方競馬ではもはやリーチザクラウンの優秀性を疑う者はいないが、中央では去年のシャダイによるお買い上げ以降は鳴りを潜めてしまって、何か嫌な力学を感じてきたのだが、どうやら収まったようだ。

何せ子馬の数が少ないから今のところは連戦連勝とはいかないのは分かってはいるが、さすがに半年鳴りを潜めるのは尋常ではないのでえらく心配してしまった。重賞制覇でめでたしめでたし。

それにしてもサンデー孫系の種牡馬でこれほど明確に傾向が出るとは思いもしなかったというのが去年一年を通して実感した。

日本の生産界で当たり前のダービー至上主義で後継になったディープブリランテも、ドバイの覇者として受け入れられたヴィクトワールピサも、はっきり言ってパッとしない。理由は明確でスピードの血筋と早熟の血筋の混ざり方が足りないからというのが明白になった。

逆にディープの兄であるブラックタイドはダート向きのムキムキ筋肉馬とか言われていたが、母に日本最良のスピード種牡馬サクラバクシンオーの血を得てキタサンブラックを送り出した。このタイプの配合がどうやらサンデー系が生き残っていくために必要な要素であるということだ。

考えてみればステイゴールド産駒も母父メジロマックイーンとの配合が黄金配合といわれたが、結局成功したのはドリームジャーニー、オルフェーブル兄弟を出したオリエンタルアートゴールドシップを出したポイントフラッグの2頭が大当たりしただけで、その後に競争成績を無視して肌馬に上げた馬たちとの産駒は軒並み走らずに全滅に近い。

これはオリエンタルアートが早熟性の高いノーザンテースト、マイバブーの重ね掛けで自身も2歳から走りまくる程早熟性とスピードに恵まれていたことがいかに大きな影響を与えたかを明白にしている。
同じくポイントフラッグには早熟の権化だった2歳リーディング種牡馬トライバルチーフが入っていて新馬戦から勝ち負けのレースをする早熟ぶりだった。

サンデー系の足元の華奢な欠点を補うためにストームキャット系との交配で頑強さと筋肉の鎧を補強するのは馬体論者的には正解だと思うが、繁殖成績を考えると明確に失敗のようだ。なにより成長に応じて筋肉の重さが増えすぎるこの系統の欠点が出てしまって、古馬になってからはどんどん鈍重になってしまう点が強調されてしまう。

これを見ると日本に根付いていたプリンスリーギフト系のような早熟なのに古馬になってからも成長を止めない血統の優秀性が実証されたわけで、ノーザンテーストも二度化けるといわれた成長力のある血脈だった。

幸いキョウヘイには母系に成長力には定評のあるクリスSとヒイズマジェスティの血脈がしっかりと下支えしているのでこの後も安泰だろう。どこまで伸びるのは未知数だがクラシックでも十分通用しそうだ。ただ、繁殖入りとなるとサンデーの3×3はハンデになるだろうな。

お気に入り一括登録
  • スーパーマックス
  • リーチザクラウン
  • ディープブリランテ
  • ヴィクトワールピサ
  • スピード
  • ブラックタイド
  • サクラバクシンオー
  • キタサンブラック
  • ステイゴールド産駒
  • ドリームジャーニー
  • オリエンタルアート
  • ゴールドシップ
  • ポイントフラッグ
  • ノーザンテースト
  • トライバルチーフ
  • プリン
  • スリーギフト
  • キョウヘイ
  • マジェスティ

いいね! ファイト!