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2014/05/06 12:22
地方競馬の面白さはこんな馬、ニホンカイセーラ
血統を見て衝撃(笑激?)を受けた。父プリサイスエンドは地方のリーディングだが、母父がハンセル。
あの大失敗種牡馬としてアメリカに里帰りしたハンセル。成功馬皆無、母父としても国内最初の成功例がこのニホンカイセーラらしい(海外組ではコンゴウリキシオーがいる)。
さらに遡って母母父のダイシュンエイ。おそらく日本競馬史上に残る賢姉愚弟の代表。
日本リーディングサイアーに輝くサンシャイン牧場の至宝アローエクスプレスの代表産駒、牝馬二冠牝馬のテイタニヤの全弟だが競走馬としても種牡馬としても丸出だめ夫(古い)で、いまや内国産種牡馬としては伝説的な存在(アロー系絶滅の先駆馬として有名)。ここまでは生き残っていたのが不思議な程にマイナーな血筋である。
凄いのはその上で、遡ると日本リーディングサイアーのテスコボーイ、世界的に血統を残す名血種牡馬ヴィミー、内国産最初の日本リーディングサイアーであるクモハタ、日本の快速血統の元祖セフトと母系には代々日本リーディングサイアー上位の名血が配合されてきた日本ダービー一番人気2着の強豪牝馬タカハタの直系である。日本競馬を駆け抜けてきた名血といえる。
さらに牝祖のクヰツクランチはアメリカ伝説の種牡馬SWEEPの子孫でイングランディーレ、トゥナンテ、ダイナマイトダディ、スターマンなどの大物を出し続けている土着血統の名門。
変な言い方だが没落貴族末裔の家から突然出てきた孝行息子と言えましょうか。