1403件のひとこと日記があります。
2014/06/08 02:25
ダービーウィークのレースを全部見直してみた。
地方のダービーが1週間で楽しめるダービーウィークのレースが配信で見れるので全部見直してみた。
それぞれ好レースが実施されたのだが、各地のダービー1レースだけ独立して見るのは本当に盛り上がらずつまらないものだと実感した。競馬はやはり連続ドラマなんだと実感する。
日記でも取り上げた岩手ダービーは昨年の2強対決がものすごく盛り上がっていた上で、武者修行よろしく南関に遠征した馬、地元に残って実績を重ねた馬、新しくライバルに名乗りを上げた馬、生き様の違う個性のぶつかる頂上の一戦への歩みをファンが楽しんでいたのがライブではひしひしと感じてきた。去年から1年間に渡るドラマの完結に皆感激していた。
それから見ると1強が余りに強すぎた東京ダービーは連続ドラマではなくオリンピックの趣で、世界記録出た凄い次はどこで走るのか日本来るのかみたいな余り判っていない人まで巻き込んでいるが、熱心なファンはどこか醒めて馬券の買い方の工夫の方に気が行っていた。JRA勢と対決のジャパンダートダービーの方が重要だと思っているのが見ていたファンの本音なのは間違いない。
九州ダービーは初日だしJRAと開催が重なることもあって多少は関心も高かったろうが、ほとんどわからない馬というか、どんなルートで競ってきたのかわからないから比較が出来ないが本音だった。もちろん勝った馬が高知の馬で他地区に乗り込んでのタイトル獲得は凄いことだが、その凄さがまるで伝わってこない。この辺の演出が物足りないところだ。
北海優駿も東海ダービーも兵庫ダービーも、総て演出も何も伝わらないままでパソコンの前で馬券の検討だけしていたファンが大多数ではないだろうか。
クラキンコが勝った時の北海優駿があんなに熱気にみちていたのに、なぜ同じタイトルで今回は熱気もなく売り上げも下がった単なる重賞レースとしてしかファンに認識されなかったのか、一冠目北斗盃のタイトルを取った馬すら出てこないレースに誰がのめり込めるだろうか。それ以前にナイター開催初日に一冠目が行われる現状にも、もう一度考え直すときではないだろうか。
また各地の三冠タイトルが名称が別々なのも余計新しいファンを呼び込めなくしている。
サブタイトルに解りやすく一冠目、二冠目、三冠目の区別がつくように配慮しなくてはならないのではないか。高知の黒潮皐月賞ならJRAのファンにもすぐに一冠目と区別がつくが、兵庫の菊水賞や東海の駿蹄賞は聞いても絶対にわからないと思うし覚えられない。
まだまだ、地方競馬全体で考えて直すべきところは山のようにある。気づくたびに書いていく。