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2014/06/14 12:32
素晴らしきかな種牡馬としてのスマートボーイ
なぜに名門グランド牧場がこの馬を重用するのか、netkeibaの産駒成績を見れば一目瞭然である。
中央競馬だけならIE0.27の特別勝ちすらないダートオンリーの種牡馬だが地方競馬の成績はIE1.35もあり、あのキングカメハメハに並ぶほどなのだ。
この成績は全体の合計で、交流重賞の賞金を分捕るキンカメの成績がいいのは当然なので、勝鞍数で比較するとキンカメ929勝に対しスマートボーイ274勝だが産駒数はキンカメ1380頭に対しスマートボーイは118頭しかいないのだ。
さらにキンカメは賞金獲得額0円の馬が615頭いる(ただしデビュー前も含む)が、スマートボーイは37頭しかおらず、デビューしたが賞金0の馬は8頭しかいない。しかも内5頭は中央デビュー、中央だけでレースをした馬で地方で使えば結果は違ったはず。
これから見られるスマートボーイの種牡馬としての特性は明らかで、
まず地方のダートで3回位は勝てる馬を量産している、
どの馬も間違いなく仕上がって競馬場に出てくる、
地方で自分の食い扶持位は稼いでくれる馬主孝行な馬を量産している。
さらに使い減りが少なくトウホクビジンのように酷使に耐えて賞金を積み増す馬がやたらと多い。
自身の購買金額より多く賞金を稼ぐ馬の割合なら間違いなくキンカメに勝っている。
このような特徴からダート馬のサンクチュアリであるグランド牧場では多くの地方競馬の馬主の顧客からの要望を満たすために、スマートボーイのような種牡馬が欠かせないわけで彼の生活は安泰であろう。
後は当たれば大物が出るよという評判があれば完璧なBランク種牡馬である。ゴールドヘイローとも渡り合えるだろう。