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2014/06/16 00:40
京成盃グランドマイラーズ 4歳の3頭のこれからに注目する
南関生え抜きの4歳勢の3頭、デビュー以来の付き合いになる馬達だがここまでの経歴は浮沈の激しさは感銘ものだ。
インサイドザパークはデビューから南関の生え抜きとして活躍、鎌倉記念、平和賞を連勝して南関勢の大将として挑んだ全日本2歳優駿でJRA勢と北海道勢に叩きのめされた。
JRAに武者修行するも惨敗。京浜盃と羽田盃では3着になったのに「善戦マン」扱いで本番の東京ダービーは牝馬のカイカヨソウにも人気で追い越された。
でもダービーに勝った。嵌ったレースなのは衆目一致だが、天運はこの馬にあったのだ。その時までは。
以後は惨敗続き。馬券にも絡めない有様。まるで南関のオペックホース、サイレントスタメンのビデオを見ているようなスランプに陥っている。
ソルテも南関の生え抜きだが、2歳時はインサイドザパークを追いかけてハイセイコー記念を勝ち全日本2歳優駿でも後塵を拝した。
だが、ここからがこの馬の成長力の凄い所で3歳最初のニュ−イヤーカップを勝利、ポカ負けを挟んだ羽田盃ではインサイドザパークを追い越して2着、東京ダービーでは逆に3着に敗れたが、その後すぐに古馬勢との対決路線に舵を切って強い相手に挑み続け、ポカの無い安定した結果を出し続けている。
負けても只では引き下がらず、負けた相手に再戦を挑むところは南関ファンの期待の星。いまや4歳勢のエース格である。
トラバージョも同じく南関の生え抜きだが仕上がりが遅くてクラシック路線には乗れずに春は休養した、この休養明けの5月から連勝した後、交流ジャパンダートダービーに大敗。以降は3歳勢との対決路線を進んで黒潮盃、戸塚記念を連勝。ここから古馬との対決はせずに休養したのが馬体の充実につながったのだろう。
年明けの金盃と大井記念2000mでは大負けしたが間の1600m1400mを好走、これで長距離路線をあきらめたようで今度は1600に切り替えてきた。
1600mまでなら重賞級と戦えるだけの力は既に見せているし、いかにも大敗のダメージを引きずらない様にレースを選んで出走しているのが陣営の素晴らしい所。本当に大事にされているのを感じる。本物の御曹司だ。
この南関生え抜きの4歳3頭が顔を揃えるのは交流ジャパンダートダービー以来のことで、この1年の間の浮沈の末にどんな結末が見れるのか、南関ファンとしては勝ち馬よりこちらの方が気になるのだ。