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2014/06/19 22:16
帝王賞 回避馬ぞくぞくで残念、でもまさかの馬が
サトノタイガーもフォーティファイドもジョーメテオも回避(まあ後の2頭は京成杯GMの時に判ってはいたけど)。
繰り上がりがテラザホープとサイレントスタメンとは。
今や南関のオペックホースと化してしまったサイレントスタメン。オペックホースを超えたダービー後52連敗継続中。おそらくは世界のダービー馬として最多の連敗記録でしょうね。
でも、この馬は2走前にも川崎マイラーズで上がり37.8で上がってきた程で能力に衰えが見られる訳ではありません。この馬に対する我々の先入観こそ問題なのでしょう。
戦績を見れば一目瞭然ですが3歳の春の時点で出したタイムで今も駈け続けているだけなのです。
つまりは物凄く早熟だった馬がキャリア最高実績を、よりによってダービー馬という栄誉と共に極めてしまったわけでして、その後重賞出走しても全く成長がないまま同じタイムで駈けているだけですから、周りが成長していれば負けます。当たり前です。
ランク落ちの地方重賞に挑んでみても実力が足りないだけなのに、負ける姿だけがクローズアップされて、ますますこの馬の頑張りが伝わらないのが残念です。
タイトルホルダーの矛盾をこの馬ぐらい見せてくれる馬もいない。
3歳限定重賞を勝っただけの馬が、古馬になって負け続けることがこんなに否定的に見られるのは、ただこの馬が東京ダービー馬として世代の頂点に立った馬として特別に扱われるためだけです。他の重賞だったらこんなに否定的に扱われることは無かったのです。
同じレースに出てくるキスミープリンスは2歳の鎌倉記念の後18連敗でしたがこんなに否定的に扱われたでしょうか。そんなことはないです。温かく見られていました。
でも、ダービー馬では違うのです。
我々の感覚が奇怪しいのか、それともタイトルの重さが周囲の視界を歪ませるのか、どちらなのでしょうか。
せめて今の実力で勝てるレースに出れるならば問題無いはずなのですが、賞金の額が邪魔なんでしょうか。やはり別の道を探らない限り未来が見えないのでしょうか。陣営のみなさんの苦悩が続きます。がんばれサイレントスタメン。