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2014/06/26 04:41
帝王賞 もう一度見直すと
気持ちが落ち着いたところでもう一度帝王賞を見直してみた。
解説の竹内康光氏が仰るとおりで、コパノリッキーは仕掛けるのでは無く掛かってしまっていた。余りの遅いペースに我慢が出来なかったのだろう。マイルならこれでいいが大井の2000mでは無理だった。若さが出たというところで、あのまま勝てたら確かに怪物級のレースをして負けた。でも2着に粘って実力があるところを見せた。
ワンダーアキュートはパドックから落ち着いていて、確かに王者の風格を見せていた。レースもその通りに強いレースをして見せた。また馬場もこの馬には有利に働いた。総てこの馬の思い通りのレースだった。
でも、今回はコパノリッキーの失態に乗じた勝利であるのは確か。新しい王者にベテランが一泡吹かせたが秋にはどうなるか。
タイムは他のレースが軒並みレコードから+2秒程度だから2.03.05の時計は標準的だが上がり35.8は馬場が軽かったのを表していて、この上がりが出せたのはまだスピード能力に衰えが無いことを示したものと見たい。前走で見限ったのは明らかに早計だったと反省する。
3着のソリタリーキングは気分良く、不利なく、思い通りに走れてこの結果ということで上位2頭とは完全に力差を感じた。この4馬身、上位2頭と良馬場でも縮まるとは思えない。
4着のニホンピロアワーズはバックストレッチで手も無く追い抜かれたのを、抵抗できないのか、しないのかどちらに見るかによって評価が変わる。
抵抗できないほど行き脚が無かったなら調子が悪かったとなるし、しなかったのなら鞍上の判断で脚を図り損ねた乗り損じとなる。
私は前者と見て、次走でもまだこの馬は買うべき馬だと考えている。
5着のシビルウォーは結局2頭抜いただけでおしまいになった。もはやこの歳ではこのクラスでは荷が重いと見るべきか。本当に流れ込んだだけで終わってしまった。次走は盛岡だが、この様子ではよほどの変わり身が無いと単勝はきついのではないかと思う。
6着のムスカテールは流れ込む競馬をしようとして粘れず、後ろから交わされる失態を見せてしまったのだから評価のしようがない。馬場が合わなかったのか、調子が悪かったのか、何かレース以外の原因がありそう。原因不明のままでは次走は買えない。
7着のゴールドバジリスク、予想通りの地方最先着も原因不明の大敗のムスカテールに引き離されること1.3秒で6馬身の差。褒めるわけにもいかない。
8着のサイレントスタメン、ゴールドから3馬身差は充分に評価するべきで確実に上向き。まだまだ勝利を目指してやってくれそうだし、事実やれそう。後はこの馬に向く条件が解れば。
9着のグランシュバリエ、毎度のことだが確実に実力の分は走っている姿には頭が下がる思い。
10着のキスミープリンス、やはりこのメンバーでは無理だった。本当は1800mまでの馬のはずなのだから元の路線に戻すべきだが、以前にも書いたとおり秋までは南関に1800mの目標のレースが無い。使うところが無いだけにこの結果も致し方ない。
競走中止のオオエライジン。言葉も無い。気の毒なことをした。この結果を重く受け止めて、一刻も早く馬場悪化による出走取消の導入を求める。
冷静に見ればパドックからワンダーアキュートが抜群の出来だったのは明白だった。それでもトレンドだからなどと前日の負けを引きずった予想をするから損をした。なぜ負けると回りに責任を転嫁してしまうのか。自分の本当に悪き癖だと思う。反省しなければ。