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2014/07/08 16:39

ラムタラの死亡を聞いて

ラムタラが死んだ。
ニュースを読んだ時に感じたのは、顔も思い出しかねるのだが無性に懐かしい古い友人の訃報といった趣でありました。

日高が地域の命運を賭けて導入した際に賛否両論の応酬の中で来日したラムタラの立ち姿の余りに神々しいばかりの輝きが目に焼きついております。まさしく名馬、偉大な競走馬でありました。

その際に、まだ存命であった血統0の理論の中島先生は雑誌のコラムで「4代続けて頂点を極めるボスの存在はありえない。日本は既にノーザンダンサーが闘争本能を失っている。」と喝破され、かなりの論議を呼びましたが、結果的には中島先生のご指摘の通り。種牡馬としてのラムタラの失敗は、日高の生産地としての死命を決する結果となって、今や日高は社台帝国の傘下に成り下がりました。

もしもラムタラが日本以外の土地で種牡馬になっていたら、こんなことを考えずにはいられないのは血統ファンの習性ですが、やはり難しかったのではないかと考えます。

完璧な競走馬、完璧な馬体、完璧な良血、総てを備えていた偉大な馬ですら血の宿命から逃れる事が出来ない。繁栄を極めた血筋は行き渡るのと同時に死滅への道を辿る。

次はサンデーサイレンスの血統がこの宿命に直面するのですが、それを見届けることが出来るまでは生きていたいなと感じております。

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