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2014/07/27 04:37
地方で活躍中のブライトギャルに注目
カリズマティック産駒が頑張っている。
今年は登録が6頭しかいないのだが、ワンダーアキュートの活躍のおかげで13年産駒はいきなり激増して12頭(笑)。
その少ない産駒の中から道営で早くもオープンのブライトギャルが出てきた。
この馬の血統が面白いので注目したい。
ワンダーアキュートの成功でカリズマティックの配合は、母方を徹底的にアメリカ系の血統で固めて、なおかつリボー系のヒズマジェスティ(グロースターク)かホイストザフラッグを入れるのが定番となりつつある(13年産駒の4頭がこれ)が、
大事なのはリボーでは無くヒズマジェスティとホイストザフラッグの土台を固めるSir GallahadやWar admiralといったアメリカ系の衰退したステイヤー系がラインブリードされていることだと思っています。
更にTourbillon系のような、元来スピード系の軽い血統なのにアメリカで更に平坦向きの軽いステイヤー系として発展した系統が下支えしてくれるのが好ましいです。
その考えで見るとブライトギャルの血統は、表面はアメリカ系を集めているようですが母系内では、ヨーロッパで活躍したNijinskyとNureyefのノーザンダンサー系でも重いステイヤーと重たいマイラーの組み合わせで底力と切れ味を確保して、母父のWoodmanの軽いスピードを生かした上で、最後に母系の奥にTourbillon系Dejbeの軽いステイヤー系で味付けをまとめるという上手い本歌取りになっているようです。
確かにSir GallahadやWar admiralといったアメリカ系ステイヤーでは、日本の地方競馬の重たい砂のレースでは決め脚の無さが強調されますから勝ち上がりはきついでしょう。勝ち上がり率が低いので日本には少ないこの血脈を探すのは大変。
それなら日本でもたくさん残っているNijinskyやNureyefのノーザンダンサー系に入れ替えたのは大成功なのではないでしょうか。
今後のこの馬の動向には要注目です。