レースを止める馬と傷ついても走る馬。

自分のPOG馬であり、血統ファンとしての希望の星であるマルケットリーが突然変調をきたしてしまい、レースを止める癖が付いてしまったようで、まさか何か悪い病気でもと疑い出したらきりがないのですが、そんな中今日のレースでファンの心に焼きついた場面がありました。
新潟９レースアドマイヤディープの骨折死です。
勝利目前の悲劇ですが、彼が折れた足のまま立ち上がり再度走り始めた姿に競馬場の空気が一変してしまいました。
折れた足の状態で死は免れまいと誰もが一瞬で理解した場面でも、自身の宿命に立ち向かう姿は神々しい限りでした。

体に何の問題も無くてもレースを止める馬もいれば、死を目前にして宿命に抗う馬もいる。
悲劇の形で幕を閉じた彼の魂に安らぎあれと祈るのみです。