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2014/10/23 17:30
菊花賞の出馬表を見て時の移ろいに眩暈がする
私が競馬を始めた1970年代は菊花賞といえば穴馬になるのは母系にアメリカのステイヤー系を入れた馬とほとんど判で押したように決まっていた。プリンスキーロやウォーアドミラル、ナシュアの血が混じっていた馬が毎年のように穴を開けていて菊花賞くらい予想のしやすいレースは無かった。
今はトニービンとターンツウが台頭、ドイツの母系組を加えて新御三家を形成しているが、なにせ数が多すぎて買い目が絞れない。サンデー系の台頭がいかに競馬を変えてしまったかつくづく実感する。
その中にあって驚く事にアメリカ系ステイヤーの血統を4段付けにした驚くべき配合の馬が今回出走してくる。サウンズオブアースだ。
言わずと知れたステイヤー系デキシーランドバンドが母父、その前はセクレタリアト、さらにホイストザフラッグ、締めにはスウォーンズサンと来た、どう見ても平坦小回りの3600mで勝つために配合したとしか思えない。ここまでコテコテのアメリカンステイヤーが生き残っていた事が驚異。
さらにサンデー系で一番重い母系のネオユニヴァースを重ねるとは。勝ちあがれたのが奇跡のような配合。逆に見ればこの配合で今の日本のスピード競馬に対応できるのはよほど上手く嵌った馬だということ。今年はこの馬に期待を託す。
後は日本に入ったヨーロッパのステイヤー系を掻き集めたメジロ牧場の生き残りショウナンラグーン。馬券はワイド1点勝負だ。