1403件のひとこと日記があります。
2014/11/24 00:46
ダービーグランプリ 羊頭狗肉の感も馬券は相当面白そう
かつての公営3歳日本一決定戦の重みはとうの昔に無くなってはいるが、やはりダービーGPは岩手では別格の重賞レース。かつての強者達が懐かしい。
だが、現在の岩手競馬は域内の競走を主軸に番組を組んでいて他場とのランク差はかなり有るのが現実。ここも岩手の3歳王者不来方賞王者ライズラインが出てくるのに新聞には△がちらほら程度の扱い。ずっと見続けている者としては悔しいが上位印が南関勢というのが南関ファンとしてはやるせない気持ちになる。
応援はしたいが、復興に努力する岩手競馬を踏みつけているようでなんとも気恥ずかしい。だが、馬券的には面白いことは間違いない。東スポ杯よりも格段に面白いだろう。
前売り人気は複勝を見た方が解りやすい。南関のドラゴンエアル、ダンスパフォーマー、ファイヤープリンスに金沢のケージーキンカメ、そして地元のライズラインが主軸と見られている事は明白。基本はこの5頭の争いと見られているのは新聞の印でも確か。
だが、私は血統理論的に盛岡の2000mでいきなりパフォーマンス向上を見せたリュウノワンとマンボプリンスの2頭に注目したい。
リュウノワンはマルゼンスキーの半妹モガミソロンに凱旋門賞馬カーネギーを付けたとんでもない欧州底力血統の集合を母に持つ。これでは日本では重すぎたから極軽のマイネルラヴを入れて動けるようにした狙いは当たった。でもこれでもまだ重過ぎるのか、父マイネルラヴでダート2000mのパフォーマンスを上げたのはこの馬ぐらいで2000mでもまだ短いのは明らか。大井の2400m目指して南関に帰ってきて欲しい馬だ。
マンボプリンスは私が考える日本一のダート長距離種牡馬スズカマンボの血統の軸ニジンスキーを母方のマルゼンスキー×リボー系アレッジドでさらに長距離適正を増した馬。母系の奥にあるシカンブル系ダイアトムや良血ネヴァービートのブルードメアサイアー適正も効いていて、いかにも好ましいステイヤーで水沢の2000mならリュウノワンよりもこちらが上かもしれん。
馬券はマンボプリンスからのワイドで上位5頭とリュウノワンへの6点が勝負馬券、後はマンボを軸に南関3頭への3連複流し。