桜花賞回顧

桜 花 賞史上ほぼない程の超ドスロー。　一応は良馬場で半マイル５０秒フラット、１０００ｍ６２.５秒というマイル戦にしては信じられないほどのペース。　逃げた勝ち馬ﾚｯﾂｺﾞｰﾄﾞﾝｷの上りが３３.５秒では後ろの馬はどうしようもできません。

断然の１人気ﾙｰｼﾞｭﾊﾞｯｸは好発も、真ん中の枠順が仇となったのか！？　
外から次々被せられ、後ろから５、６頭目まで下がり大敗。　馬場も合わない感じもしましたが、出遅れながら似た位置にいたｸﾙﾐﾅﾙが２着まで来てるのだから、もっと見せ場はほしかった。

これは騎手の騎乗ミスと言われても仕方ない内容だと思います。　スローになるのは想定できたはずなので、後方に下げられないようにという意識があれば、スタートしての向こう正面で少し掛かり気味になったとはいえ、思いっきり手綱引かずにある程度の位置をキープするのは、それ程難しかったのか！？という疑問は残ります。1.6倍の断然人気馬の乗り方としてはかなり酷いと言わざるを得ないでしょう。

ﾙｰｼﾞｭﾊﾞｯｸは適性面からもマイルのここでの勝ちは厳しいとは思ってましたが、９着大敗は予想外でもあります。　まさか無敗馬から１頭も馬券対象に来ないとは。　そしてやはり「今年は関東馬」と言われても、予想通り結局は関西馬、しかも１、２、３着全て関西馬。
関東馬というところではやはりという感じでした。
（皐 月 賞も関東馬はｻﾄﾉｸﾗｳﾝくらい）

勝ったﾚｯﾂｺﾞｰﾄﾞﾝｷは、桜 花 賞前の陣営のコメントで、ＮＨＫも視野にというニュアンスでｵｰｸｽは不向きで行かないような言い方をしてたがどうでしょう。　もし行ったとしても、２、３着馬も含めて、ｵｰｸｽでは買えない馬だと感じます。　ﾄﾞﾝｷは桜 花 賞で目一杯感もあった。

そしてﾙｰｼﾞｭﾊﾞｯｸ。　マイラーではないので距離はｵｰｸｽの方が断然いいでしょう。
ただ今回の大敗後でもｵｰｸｽは１人気になりそうなのが、ちょっと悩みどころではあるが、
力出せれば勝つとは思います。
昨日のような馬場も合わないのかもまだはっきりわかりませんが、新潟、東京、京都と軽い馬場での３連勝ということからも、決め手活きる馬場の方がいいのは間違いないかもしれません。　その点結果論ですが、初のマイル、初の多頭数よりも軽い芝、軽いレースしか経験してないのが最大のネックだったのかもしれません。　

例年でもマイルと２４００ｍの違いから連結しない年もありますが、今年の場合特に桜 花 賞はｵｰｸｽに向けて参考にならないレースでもあると思います。
今年はなぜかＧＩは雨に泣かされますが、ｵｰｸｽ、ﾀﾞｰﾋﾞｰの頃は晴天続きであれば、例年の高速馬場でしょうから、ﾙｰｼﾞｭﾊﾞｯｸには向く状況にはなると思いますので、そこでの走りに期待したいです。