2015年 日本ダービー　おめでとう！　ドゥラメンテ＆ミルコＪ

真夏日の晴天でのレースとなり、熱気ムンムン、引き締まったいいレースでした！
ｽﾋﾟﾘｯﾂﾐﾉﾙは今回も逃げれず、横山典Ｊﾐｭｾﾞｴｲﾘｱﾝが逃げる形で５Ｆ通過は５８秒８と高速めの馬場にしてもやや速め。
ﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃはスタートも良く、最初のコーナーでは掛かり気味ながらもさすがミルコＪで、最小限の引っ掛かりで留めたように見えました。　ここで勢い納まらずのレースだったら、もしかしたら！？はあったかもわかりません。

想像してたより前の位置で、しかもペースも流れてる中で中団前という堂々の競馬。
直線入ってすぐに追い出しで、個人的には少し早いんじゃないかとも思いましたが、そんな思いも吹き飛ぶほどの更なる加速。　３３秒９とまたも速い上がり。
現時点での総合力の問われる競馬では、やはりﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃが抜けていたということでしょう。
父ｷﾝｸﾞｶﾒﾊﾒﾊのﾀﾞｰﾋﾞｰﾚｺｰﾄﾞを更新する時計。　勝ち方も少し似てました。

２人気ﾘｱﾙｽﾃｨｰﾙはﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃを見る形で中団やや後ろ（レース後のコメントで陣営の作戦通り）、
福永Ｊは作戦もそうであったことから、また流れを考えてもあの位置はいいと思いましたし、追い出しのタイミングも完璧に見えました。　　
１コーナーの入りで掛かる仕草はありましたが、大きく影響はなかったように思います。　
やはりスローならﾁｬﾝｽありとしてきましたが、この展開では距離適性が出てしまったと考えた方がいいと思います。　
よく言われる「３歳春なら距離はごまかし効く」も展開次第でははっきり出ることもあると思います。
昨年のｲｽﾗﾎﾞﾆｰﾀはスローだったから踏ん張れたなど、その時々で状況が違います。
（それらからすると、2012年のﾃﾞｨｰﾌﾟﾌﾞﾘﾗﾝﾃの岩田Ｊは改めて神騎乗だったとも思いました）
ﾘｱﾙｽﾃｨｰﾙはまだ馬体も未完成。　これからの馬でもあると思いますし、これからに期待ですね。

３人気ｻﾄﾉｸﾗｳﾝは今回もスタートいまいちで後ろからの競馬。　そうなるともうあの乗り方しかないでしょうし、
外を回って良くあそこまで来たと思います。　出来はかなり良さそうでしたし、距離的に合ってるのは
ﾘｱﾙｽﾃｨｰﾙよりこちらと、その通りの結果になりました。

レース前はﾘｱﾙｽﾃｨｰﾙに距離の懸念の声は少なく、ｻﾄﾉｸﾗｳﾝには結構多かったのが、個人的には「そうなのかぁ」
という感じでした。
ｷｽﾞﾅのＤＩ×ｽﾄｰﾑｷｬｯﾄと同配合でそう思い込んでた人が多かったのだと思います。
リアルは共同通信 杯の勝ち馬ではあるが、あのレースを見ても東京ベストという感じには見えなかったですので、
走りの感じからはﾀﾞｰﾋﾞｰではｻﾄﾉｸﾗｳﾝが先着の可能性高いと判断できたのは良かったです。　
確率として超ドスローの展開の時のみﾘｱﾙｽﾃｨｰﾙにﾁｬﾝｽとしてたことは間違いでなかったと思います。

ｻﾄﾉﾗｰｾﾞﾝも岩田Ｊがペース判断も正しく、完璧な騎乗。　現時点での力は出し切ったと思います。

今回はスタンド前発送、更にはこの春の大レースでゲート入りでスムーズにいかないこともあっただけに、今回どうだろう！？とも思いましたが、スムーズなゲート入りでした。

レース展開も昔の良馬場のﾀﾞｰﾋﾞｰらしく、速めのペースで流れ、力の勝負になり、いいレースだったと思います。

ﾐｭｾﾞｽﾙﾀﾝはレース後コースで下馬となりましたが、大事に至らずのようで良かったです。

ｵｰｸｽに次いで今週のﾀﾞｰﾋﾞｰもノーザンＦ産馬独占でした。

ﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃ、ミルコＪ、堀きゅう舎、皐月 賞＆ダー ビーの二冠制覇おめでとうございました！！！