皐月賞　検証 ファンディーナ

ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅが皐月 賞挑戦を発表した時は、正直１強になると思いました。
現段階での能力そのものでは、今回の皐月メンバーと比べてもそうだという見解は現在も変わりません。
この馬が牝馬としての牡馬クラシック挑戦ということで、懸念として言われるのは主に以下のところでしょう。

?これまでのレースで圧勝と言っても、走ってきたレース時計も特筆すべきものでなく、相手メンバーのレベル低い。

?３、４月で関東への輸送２回は３歳牝馬にはキツイ。

?は確かに、相手メンバーのレベルは低いでしょうね。　
しかし過去の後々クラシックを勝っていく名馬も、新馬や２戦目は低いメンバーレベルと走ってた馬の方が圧倒的に多いのも事実。
ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅの父であるﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄでさえ、新馬や２戦目の若駒 Ｓの相手メンバーは低いけど、そこでの圧勝＝相手弱いから大したことないなんて思えないですよね！？

近い例だとﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃ。
あの５００万条件で５馬身差でも、メンバー大したことないから本当に強いかどうかわからない、なんて感じないでしょう！？

問題なのは勝った時の印象と雰囲気。

同じ５馬身差勝利でも、その見た目も含めた勝ち方でどう感じるかだと思います。

少なくとも先記のﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄを始め、ｱｸﾞﾈｽﾀｷｵﾝ、ｸﾛﾌﾈ、最近ではﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃと、新馬や５００万などの相手レベル低いレースでの圧勝でも、勝ち方見て率直に「これは強い！！！」と感じたなら、うんちくあれこれ並べるまでもなく基本的に強いです。
過去の名馬も皆そう(^_^)

言い方を変えれば、そういったパフ ォーマンスをＴＲなどの重賞前にも見せてた馬が、その後の３歳ＧＩへ出走していれば、ほとんどが春のクラシックなどのＧＩを勝っています(^_^)

ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅは相手がどうあれ、例に挙げた馬たちに劣らないパフ ォーマンスをしてるのは間違いない事実です。
あれを見て素直に強いと感じたなら、その感性は大事にすべきだと自分は思います(^_^)

相手レベル低い同世代牝馬相手だったとしても、ほぼ馬なりで５馬身差圧勝(*_*)　仮にも重賞でそのパフ ォーマンスは並みの馬ではとてもできない芸当です。
現段階で皐月のその他の上位人気馬で、ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅと同レベルのパフ ォーマンスできる馬いるか！？と考えれば、推測の域でもありますけど、自分は今年の春時点での３歳牡馬レベルではいないと思います。

仮に前日スプリング Ｓとの時計比較でも、ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅがそこそこ追ったと仮定して、少なく見積もってもあと０．４秒は時計詰められたとも思えますし、ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞＳ同様のペースで走れば、時計はもっと短縮できそうに感じます。
今年の３歳牡馬レベルなら、そこへ混じっても充分通用するレベルだと思います。

ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅにとって問題は、その能力を出せるかどうか！？
そこで?が影響してくる可能性は否定できないですけど、今の充実期で３歳春の牝馬の割には精神的なタフさも兼ね備えてる雰囲気は感じます。

フラワー Ｃは現地で見ましたが、パドックでもチャカついてて、入れ込んで「折り合いも不安あるなぁ」と感じましたけど、レースでは見事に折り合いあのパフ ォーマンス。
何より偉大なる牡馬クラシック勝利の先輩ウオ ッカ同様、かなりの馬格の持ち主で、そこらの細かい点は懸念しても杞憂ってことは考えられそうに思ってます。

ﾌｧﾝﾃﾞｨｰﾅに関しては当日の雰囲気次第なので、やはりそこを見るまではざっくりな結論といえども出しにくいというのが正直なところです(((^^;)
逆に言えば能力的にはここでも抜けてると思うので、焦点はほぼそこだけとも言えると思います。
馬場も最終週で多少荒れてても、あの走りの感じからは、先日のｿｳﾙｽﾀｰﾘﾝｸﾞと違って、軽快さだけが強く出てるタイプでもなく、非力さは感じられませんから、今週の予報から想定できる範囲の馬場とするとその心配もあまりないと思えます。

この馬に関して懸念材料は状況データだけですね。
そこらはまた後々書きたいです(^_^)

＊訂正追記・・・
添付のﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃの５００万下のレースの着差は５馬身が正しい着差です。
自分の記憶だけ引っ張って作成したので、間違えましてしまいすみません。
ﾄﾞｩﾗﾒﾝﾃが６馬身差で勝ったのは、その１つ前のキャリアでの未勝利戦でした(((^^;)