大穴獲れ時までのジャッジの分かれ目

先週のダービーは12人気の大穴ロジャーバローズの勝利。
平成の間でなかった、超人気薄の勝利でした。

12人気が勝って１人気が着外という割には、三連単は20万を割る配当。
それでも波乱決着ではあるので、今日はＧＩでの波乱馬券的中に辿り着くには！？
で少々。

まず先日のダービーと似たようなケースを挙げると、

2012年 天皇賞春 14＞3＞2人気

2000年 ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰｽﾞＳ 16＞1＞2人気

特に2012年の天皇賞春は、断然の１人気が着外に飛んで、勝てないまでも２、３人気が入着、二桁人気の勝利という点まで同じ。

2012年の天皇賞春、そして今年のダービー共に言えるのは、疑える断然人気の１人気だったということ
( 結果論でもあるが(((^^;) )

まず2012年 天皇賞春は、あのオルフェーヴルが100円台の断然１人気も、
その前走、阪神大賞典で逸走、もうレース中止でもと思えるような状況から、再びレースに戻り、何と僅差の２着まで来て、改めてその怪物振りを示したレースでもありました。

しかしその一方で、その激しい気性、そして本番の天皇賞春に向けて、調教再審査を受けながらの仕上げで万全と行かなかったうえ、
その逸走した阪神大賞典で激走し過ぎて疲れもかなりあった。
更にオルフェーヴルの強味とも弱味ともなり得る、その激しい気性を抑え付けるメンコ着用をせざるを得なかった。

そしてその後になってから浸透するが、典型的なステイゴールド産駒(母系に高速対応の血を持つフェノーメノなどは除く)は、総じて高速馬場の時計勝負はダメもあり、
後々になってみるとこの時の天皇賞春はオルフェーヴルにはかなり厳しい状況であり、大波乱になっておかしくないと言える状況でもありました。


今年のダービーのサートゥルナーリアはどうかというと、
先日も既出の通り、やはりロードカナロア産駒ということ(昨年のアーモンドアイの例もあり、母系が距離大丈夫なら大丈夫だろうという、ファンの考えに驕りもあった)で、本来は血統的にも距離不安もなくもなかった。

４戦全勝の無敗であったこと。

皐月賞が辛勝だったものの、年明け初戦の仕上がり８分ほどのぶっつけで皐月賞を勝ったことが、逆に凄いと評価を得たこと。

そしてテン乗り(レーンＪ)だったこと。

オルフェーヴル大敗の天皇賞春もそうで、何でも後になってからではわかるのだが、それを如何にレース前に感じれるか

やはり断然１人気馬のプラス要素を強く感じ過ぎると、その辺りは見落としやすく、盲点となるのだと思います。

２、３人気馬がまず勝つことないと思えた今年のダービーは、2012年の天皇賞春と同じで、だったら自動的に１人気でなく
もう一度そこにも疑いの目を向けられるよう取り組みたいですね(^_^)


穴馬指名が見当ハズレならまだしも、
今年のダービーに関しては、▲ロジャーバローズと◯サトノルークルを候補にしてたのだから、この２頭から３強への三連複流しを最低押さえるくらいできないとダメだと痛感した次第です(((^^;)